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中国、新型コロナ・インフルエンザなど13種の呼吸器感染症を1回のPCR検査で検出

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マルチプレックスPCR法によるソリューションを提供する中国企業「海爾施基因科技(HEALTH Gene Technology)」がシリーズAで2億2000万元(約35億円)を調達した。出資を主導したのは「啓明創投(Qiming Venture Partners)」で、「徳福資本(GL Capital Group)」、「博遠資本(Bio Track Capital)」、「景旭創投(Prosperico Ventures)」、「寧波藍湖投資管理(Blue Lake Investment Management)」も出資に参加した。調達した資金は主に新技術の開拓、新製品の研究開発、組織・事業の拡大に充てられる。

海爾施基因は、同一反応で二種類以上の遺伝子を検出できるマルチプレックスPCR法に関するトータルソリューションを研究、提供してきた。独自の知的財産権を有し、実際の臨床現場に即した、顧客体験に優れた点を特色としている。

企業データを分析する米「CB Insights」などによる統計では、中国のPCR検査市場は2019年に106億元(約1700億円)規模に達し、世界市場の18%を占めた。過去3年、中国のPCR検査市場の増加ペースは18~19%となっており、世界水準以上となっている。

こうした市場を背景に、海爾施基因は主に臨床検査と法科学の二大分野を手がけている。臨床検査では、ハイリスク型ヒトパピローマウィルス(HPV)のE6遺伝子およびE7遺伝子を検出するジェノタイピングで世界初となる試薬キットを発表している。

呼吸器感染症を引き起こす13種の病原体を検査(画像提供:海爾施基因)

さらに注目に値する製品は、呼吸器感染症を引き起こす13種の病原体をターゲットとした検査キットだ。呼吸器感染症を対象にしたマルチプレックスPCR検査試薬キットとしては、中国国内で認可を受けた製品のうち、最も多くの感染症をカバーする。海爾施基因が今年に発表した中国初のDNAシーケンサー「T400 Sanger」と合わせれば、さまざまな病原体をターゲットに検査ができる。急性気道感染の臨床診断や新型コロナウィルスの判別には有効なツールだ。コロナ禍で迎える初の秋冬シーズンに、新型コロナウィルスとインフルエンザ、その他のウィルスが同時流行するリスクに備えられる。

また法科学では、海爾施基因は中国最大手の遺伝子検査試薬サプライヤーとなっている。

海爾施基因に出資した啓明創投のパートナー胡旭波氏は「海爾施基因はPCR検査市場に特化しており、その実力の核心部分は自主開発されたもので、医学や臨床上の需要に向けて高性能な診断製品を開発・提供している」と説明している。
(翻訳・愛玉)


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