自動運転の商用化進む「UISEE」が140億円の資金調達 国有ファンドも初出資

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自動運転の商用化進む「UISEE」が140億円の資金調達 国有ファンドも初出資

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自動運転技術開発の「馭勢科技(UISEE)」が10億元(約140億円)以上の資金調達を行ったことがわかった。複数の投資会社が出資しただけでなく、「国家製造業転型昇級基金」も戦略的出資を行った。同基金は中国財務部(日本の財務省に相当)が2019年11月に立ち上げたもので、自動運転への出資は初めてである。

調達した資金は、馭勢科技の自動運転プラットフォームの重要技術の開発と、自動運転の大規模な実用化の推進に充てられる。

馭勢科技は2016年2月創業で、あらゆるシーンに対応可能な自動運転サービスの提供を目指している。同社の中核サービスや物流業向け無人ソリューションは2020年に国家優秀AI製品、優秀AIソリューションにそれぞれ選ばれた。

馭勢科技は2020年初めにシリーズBで自動車部品大手の独ボッシュの出資を受けた。ほかにも、深圳市創新投資集団、「中金資金(China Capital Investment Group)」、「厦門七匹狼節能環保基金(Septwolves(Xiamen)Energy Conservation and Enviromental Protection Capital)」などが出資した。

シリーズBの資金調達後の1年間で、馭勢科技はモビリティサービスや物流業で複数件の商用化を実現し、数百台の車両に「AI運転手」を実装した。売上高は前年比で150%成長した。

同社は、構内物流業界では、「長安汽車(Changan Automobile)」傘下の「長安民生物流(CMA Logistics)」、「第一汽車集団(China FAW Group)」傘下の「一汽物流(FAW Logistics)」など中国の大手自動車メーカーやドイツの化学メーカー「BASF」などの世界的な企業に自動運転システムを供給している。なかでも、「上汽通用五菱(SAIC-GM-Wuling Automobile)」の構内物流では、昨年人間が同乗しない運送を30万キロ行い、常時100台の無人車両が稼働している。

構内物流のほか、空港内物流でも導入例がある。香港国際空港は近くのフェリーターミナルとの間で荷物を運搬するためのローダーを運行しており、2019年12月30日に無人運転ローダーを導入し、2020年10月にその台数を増やした。そして、今年第1四半期までにすべてのローダーを無人運転車両に変更することを決めた。車両は馭勢科技と香港空港管理局が共同開発したもので、セキュリティスタッフは同乗せず、時速は約20キロである。湖南空港も同様のローダーの導入を決めている。

モビリティ業界においては、馭勢科技は中国の国有企業5社が共同設立した「中汽創智(China Automotive Innovation Corporation)」、「東風汽車(Dongfeng Motor Corporation)」、「上汽大衆(SAIC Volkswagen Automotive)」などと乗用車向けの自動運転システムの量産化にむけて共同開発を行っている。特に東風汽車との自動運転タクシー開発では中国最大規模の車両台数で開発を進めており、一般向けの展開を視野に入れている。

(翻訳・小六)


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