「見積書1時間、納品24時間以内」、アパレル・サプライチェーン「Fuliaoyi」が数十億円を調達

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「見積書1時間、納品24時間以内」、アパレル・サプライチェーン「Fuliaoyi」が数十億円を調達

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服飾資材サプライチェーンプラットフォーム「Fuliaoyi(輔料易)」が、シリーズBとシリーズB+で数億元(数十億円)を調達した。シリーズBのリードインベスターは「光速中国(Lightspeed China Partners)」、コ・インベスターは既存株主の「経緯中国(Matrix Partners China)」「鐘鼎資本(Eastern Bell Capital)」。シリーズB+のリードインベスターは鐘鼎資本と「楽耕資本(Logan Capital)」、コ・インベスターは経緯中国、光速中国、「真格基金(Zhen Fund)」が務めた。

Fuliaoyi創業者兼CEOの江争艶氏は調達した資金の用途について、サービスシステム全体の可視化、供給側と需要側のマッチングと生産効率の改善、フレキシブルな服飾資材サプライチェーン向けスマートエコシステムの構築、マーケティング、人材拡充に充てると述べている。

2016年に設立された同社は、「見積書送付1時間以内、納品24時間以内」のサービスを提供する、世界最大のワンストップ服飾資材サプライチェーンプラットフォームを目指す。

従来の服飾資材は各分野がそれぞれ別個に発展し、デジタル化があまり進んでいない上、統一規格がなく、需要側と供給側のマッチングも不十分で、そのサプライチェーンは非効率的だった。

こうした問題を解決すべくFuliaoyiは基礎からデジタル化プラットフォームを構築し、データを標準化、需要側と供給側の同期を促し、最終的に需要供給双方のインテリジェントなマッチングを実現した。Fuliaoyiの発展は大きく3つの段階に分けられる。

まず、Fuliaoyiはクリスタル・ラインストーンという単一カテゴリーの服飾資材を切り口に、ZARA(ザラ)やH&M(エイチアンドエム)などの有名ブランドと提携して、ファッショントレンドを発見しトレンドを生み出す力を蓄積した。また、原材料から加工、完成品までのワンストップ標準化プロセスを構築し、サプライヤーを選別する能力を培った。

第2段階として、服飾資材のカテゴリーを全範囲へと拡張する。扱う服飾資材のカテゴリーが1つだけでは顧客の多様なニーズや目まぐるしく変わるファッショントレンドへの対応が難しいからだ。しかし、服飾資材のカテゴリーは膨大で、標準化が難しく、サプライヤーの能力にばらつきがある。この問題はデータ標準化によるインフラ整備で対処した。すなわち、顧客のニーズの度合いごとにタグ付けして標準化し、服飾資材のカテゴリーごとにタグ付けしてSKUを標準化し、 サプライヤーの格付けシステムを確立して標準化するという手法である。

第3段階として、急成長するライブコマースが突破口になると見て取ったFuliaoyiは、サプライチェーンシステムのスマート化を図り、服飾資材の注文発送をワンストップで行うサービスプラットフォームを構築した。具体的には、サプライヤー側のニーズに合わせてさまざまなタグを作って管理し、システム内のスマートマッチングで符合したサプライヤーへ発注する。サプライヤーは受注から製造、品質検査、出荷、配送すべてのタイミングを可視化、アパレルメーカーが資材供給の進捗状況を数字で把握できるようにした。

近年のライブコマースの急成長により、サプライチェーンは多彩なデザインや小ロット生産でも迅速に対応できるフレキシブルな受注を求められるようになっている。

現在、同社は商品データや取引システムをベースにしたサプライチェーンにより、中国国内の数多くの大手MCNやライブコマースへサービスを提供している。登録サプライヤーは1000社以上、1万社以上のアパレルメーカーがこのサービスを利用し、何百万もの緻密なデータが蓄積されている。

江CEOはこうコメントする。「このフレキシブルなサプライチェーン事業は年平均3〜5倍のスピードで成長している。今後、最先端ブランドでは分散化が進み、サプライチェーンへの要求はより高く、かつ一元化していくだろう。情報化、データ化を重視するアパレルブランドは増加し、フレキシブルなサプライチェーンシステムを独自構築することに力を注ぐようになる。また、消費者がブランドに接触するチャネルが多様化し、スピーディーかつシンプルになったことでアパレル消費は拡大すると考えられる。ファストファッションのベンダーは、デザインから製造まで効率改善に取り組み、できるだけ速く安くヒット商品を作り出すことにより、目まぐるしく変化する消費者の好みやニーズに適応していかなければならない」

(翻訳:永野倫子)


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