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中国、ライブコマースの波 バーチャルキャラ起用で24時間配信も可能に

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バーチャルライバー(配信者)やリアルタイムアニメーション関連の技術を開発する「中科深智(Deep Science)」が、シリーズAで数千万元(約数億円)を調達した。リードインベスターは「金沙江創投(GSR Ventures)」で、コ・インベスターはマレーシアの「MyEG Capital」と「盛景嘉成(Peakview Capital)」だ。同社は2020年初めにエンジェルラウンドで「英諾天使(Innoangel Fund)」などからも資金調達していた。

2016年4月に北京で創業された中科深智の製品には、プロ級の動画制作者向けの「創夢達(DM Lite)」、「創夢加(DM Plus)」、バーチャル配信用の「創夢易(DM Easy)」があり、さらに創夢易をライブコマースに特化させたAIバーチャル配信機能「創夢易自動播」と「雲小七」がある。

創夢達はそのなかで最も性能に優れ、導入するには専用のソフトウェアとハードウェアが必要で、さらに年間数万元(約数十万円)の使用料が必要となる。製品のアルゴリズムの更新は無料で、現在バージョン7.0まで更新されている。この製品は映画、アニメ、VR/AR、ゲーム、ライブ配信などに使われることを想定している。現在の利用者は中国のショート動画プラットフォームの人気配信者、ライブ配信するインフルエンサーらを支援する企業のマルチチャンネルネットワーク(MCN)、大学などがメインだ。

創夢易は2020年7月にローンチされた新しいサービスで、料金は3588元(約5万円)/年だ。100以上のバーチャルライバーと100以上の背景やステージが内蔵され、自由に組み合わせることができる。バーチャル配信者はウェブカメラで自分の動きを撮影して操作するか、音声でコントロールすることができる。また、クライアントが自社のマスコットを使いたい場合でも、それをシステムに読み込ませるだけで、すぐにバーチャル配信者として使用できるようになる。中科深智によるカスタマイズ開発は不要で、コストを安く抑えることができる。

同社の技術によるリアルタイムアニメーション

ライブコマースに特化した「創夢易自動播」と「雲小七」は、AIチャットボットの機能を持ち、24時間休まず自動でライブ配信を行うことができる。キャラクターや背景などの素材は創夢易と共有される。パナソニックが水まわり用品の宣伝にこの機能を導入している。

同社創業者成維忠氏によると、リアルタイムアニメーションやバーチャル配信者の開発には各種の技術が必要で、それぞれの技術のすり合わせも難しいため、中科深智は他社の技術をインテグレートするのではなく、すべて自社で一から開発した。そのかいあって、現在同社は50の特許を取得している。

ライブコマースについて、成氏は人間の配信者のコストおよび休憩時間が必要という特性からして、バーチャル配信者の利用が増えると見ている。そのため、中科深智は販売戦略をさらに強化し、各業界に適したキャラクターや背景の開発を行っていく予定だ(翻訳・小六)


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