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世界のスマホ市場が急回復 好調な中国勢、シャオミはシェア2位のアップルに肉薄

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2021年第1四半期における世界のスマートフォン出荷台数が3億4000万台に達し、前年同期比24%増と2015年以来最大の伸び幅を記録した。市場分析会社「Strategy Analytics」が発表したスマートフォン市場に関する最新リポートで明らかになった。

上位を占めるサムスン、アップル、シャオミ、OPPO、vivoは出荷台数がいずれも30%以上増加しており、特にシャオミは前年同期比80%増、vivoは同85%増と驚異的な伸びを見せた。

中国:世界最大のスマホ市場

2020年の低迷期を乗り越えたスマホ市場は、2020年第4四半期と2021年第1四半期に前年同期比20%以上も増加して鮮やかな回復を遂げた。さらに5G対応機種のニーズ増大やiPhone12のリリースによりスマホ買い換えブームが到来した。

今年第1四半期には、中国スマホメーカーの多くが5G対応の新機種をリリースした。しかも価格帯ごとに主力製品を投入したことで、中国ユーザーの買い換え需要を刺激した。Strategy Analyticsのリポートによると、第1四半期の中国スマホ出荷台数は前年同期比35%増の9400万台に達しており、全世界の出荷台数のうち27.647%を占めたという。中国は今や世界最大のスマホ市場となっている。

中国で第1四半期にリリースされた5G対応機種は、価格帯別に見ても総じて昨年モデルより優れている。1000~2500元(約1万6600~4万1500円)のエントリー機種では「Redmi Note 9 Pro」「Redmi K40」「Realme GT Neo」など高コストパフォーマンスの5Gスマホがそろっており、様子見していたユーザーの多くが購入に踏み切るきっかけとなった。

ミドル~ハイエンド機種では「シャオミMi 11」「OPPO Find X3 Pro」「OnePlus 9」などが人気を博しており、特にシャオミ系列のスマホ販売台数が驚異的な伸びを見せた。ファーウェイのスマホ事業が暗礁に乗り上げたことで生じた市場の隙間を、好調な他メーカーが急速に飲み込みつつある。

リポートでは、2021年に世界のスマホメーカー上位5社の市場シェア合計が前年より5ポイント増加して76%となり、トップメーカーへの集中がいっそう進んだことが示されている。

一部企業にシェアが集中している背景には、トップメーカーの豊富な開発リソースや製品エコシステムのほか、昨年から始まった半導体不足もある。十分な在庫を抱え優先的に部品を回してもらえるトップメーカーに対し、小規模メーカーは半導体不足や部品コスト上昇の影響をまともに受け、ますますシェアを落としているのだ。

新製品がリリースされる下半期の業績にも期待感

今年第1四半期、シャオミ、OPPO、vivoのスマホ出荷台数が大幅に増加したことにより、今後の市場予測は楽観的になっている。特にvivoはいずれの価格帯でも目覚ましい業績を収め、中国国内では週単位の市場シェアで幾度もOPPOを抜いて首位に立ったほどだ。

シャオミのスマホ出荷台数は2四半期連続で第3位につけている。中国での順調な売上増に加え、欧米や東南アジア、南米、アフリカなどでも顕著な拡大が見られている。シャオミの市場シェアは前年同期より5ポイント上昇し、ランキング2位のアップルとわずか2ポイント差にまで迫っている。海外市場をさらに強化することで、アップルを抜いてシェア第2位を奪う見込みも出てきた。

OPPOの業績も実際にはそれほど劣っているわけではない。Strategy Analyticsのリポートで、OPPO傘下のRealmeとOnePlusのデータは「その他」として別に集計されているからだ。この2ブランドを加算するとOPPOの出荷台数も実際には80%以上増加したことになる。

多くの国では新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっているものの、今年第1四半期のスマホ出荷台数を見ると市場が急速に回復しつつあることが分かる。アナリストたちもこれに続く3四半期の業績については楽観的な見方を持っている。今年の下半期にリリースされると思われる一連の新製品が、さらなる買い換えを促す原動力となると見ているのだ。

今年下半期から複数のディスプレイメーカーがインカメラ内蔵ディスプレイを大量に供給し始めると報じられており、同ディスプレイを搭載する大手スマホメーカー各社の製品も量産前のテスト段階に差し掛かっている。ノッチもパンチホールもないスマホは非常に魅力的であり、今年の上半期にスマホを購入したユーザーがわざわざ買い換える可能性も十分に考えられるため、出荷台数のさらなる増加が見込まれる。

また今年下半期にリリースされると言われているiPhone13も期待十分だ。リーク情報からすると、新たなプロセッサの搭載や指紋認証の復活、ノッチ部分の縮小などiPhone12から大幅に進化するとも見られている。さらに第三世代iPhone SEもしくはiPhone SE Plusのリリースもうわさされており、これが実現すればアップルは出荷台数を伸ばしてシャオミを突き放すことになるかもしれない。

いずれにしても、スマホメーカー各社にとって今年は非常に重要な戦いの1年になるだろう。

作者:雷科技(WeChatID:lietech)、TSknight

(翻訳・畠中裕子)

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