ファーウェイ独自の「HarmonyOS」、アクセス集中で一時ダウン。「P50」も情報公開

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6月2日夜、ファーウェイは独自のOSである「鴻蒙(Harmony)」の2.0バージョンを発表した。同社のコンシューマー事業の余承東(リチャード・ユー)CEOは発表会で、Harmonyはファーウェイのスマートフォン、タブレット、スマートディスプレイなど数百種のデバイスに対応しており、段階ごとにアップデートを行うと話した。

「Mate 40」や「P40」シリーズなど、最新型のスマホは最も早くアップデートされる予定で、数年前に発売された「Mate10」、「P10」シリーズは来年上半期にアップデートされる予定だ。

Harmony 2.0がサポートするデバイスの一覧

この発表を受け、多数のファーウェイユーザーがアップデートを行い、アクセスの集中によりサーバーが一時ダウンしたほどだ。なぜHarmony 2.0はこれほどまでに期待されているのだろうか。

すべてのデバイスをつなぐHarmony

iOSやAndroidとHarmonyの最大の違いは、Harmonyがすべてのデバイスをつなぐことを目標に設計されており、キロバイト単位のメモリしかないデバイスでも使用できることである。

つまり、ファーウェイのスマホ、タブレット、パソコン、スマートウォッチだけでなく、電子レンジのような家電でもHarmonyをインストールし、ほかのデバイスと連動することが可能になる。

Harmonyにアップデートしたファーウェイのスマホには「超級終端(「スーパー端末」の意)」ページが追加される。同ページから近くにあるHarmonyを搭載したほかのデバイスの一覧を確認し、操作することもできる。

たとえば、スマホで視聴中の動画をテレビに映したい場合、次の画像のように超級終端ページでテレビのアイコンをスマホの近くにスライドすれば、両者は自動で接続され、テレビでの動画再生が始まる。テレビでの再生中にスマホをリモコンとして使用することも可能だ。

また、次の画像のように複数のスマホを同時に操作し、マルチアングルの動画を撮影することもできる。

今までのスマートデバイスは別途アプリをダウンロードしなければならないことが多かったが、Harmonyをインストールすればそれが不要になる。

フラッグシップモデルのP50

この一年間のファーウェイのスマホ事業は非常に苦しく、スマホから撤退するのではないかとの観測も流れていた。しかし、今回の発表会の最後で、余氏はフラグシップモデルのP50の情報を公表した。

公表された画像から見ると、P50は4点アウトカメラを採用し、レンズはライカとなっている。しかし、正面の画像は公表されなかった。また、余氏は「周知の理由により、P50の発売時期は未定」だと話した。

ほかにも、スマートウォッチの「Watch 3」、タブレットの「MatePad Pro 12.6」などが発表された。これらのデバイスはHarmonyOSをインストールした状態で出荷される予定で、特にMatePad Proはパソコンとの連動性をより強化する機能が追加され、ビジネスシーンでの利便性がさらに高まるだろう。

一方、ファーウェイから独立したスマホブランドの「栄耀(Honor)」がHarmonyOSのアップデート対象になるかどうかについて、発表会では全く触れられなかった。栄耀とファーウェイが全く別の会社となった今、その点については栄耀の公式発表を待つしかないだろう。

原作者:量子位(WeChat ID:QbitAI) 辺策

(翻訳・小六)

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