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トヨタ「カムリ」開発責任者が広州汽車幹部に転身。「世界を驚かす自動車開発」

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自動車大手の広州汽車集団(広州市、広汽集団)は5日、トヨタ自動車でカムリのチーフエンジニアなどを務めた勝又正人氏が、広汽集団汽車工程研究院(広汽研究院)首席技官総師に就任し、製品マネジメント全般を統括すると発表した。
世界100か国以上で販売されているカムリの2017年のフルモデルチェンジを手掛けた勝又氏が広州汽車集団への転身したことを、中国メディアは一斉に報じている。

カムリ9代目

勝又氏は1987年にトヨタに入社し、トヨタモーターヨーロッパ(TMME)駐在、MS製品企画ZVチーフエンジニアなどを歴任した。広汽研究院では自主ブランド製品の企画から開発、品質管理までマネジメント全般を統括する。
勝又氏は「動きが激しい自動車市場にあって、広汽研究院のスピード感や柔軟性に心を動かされた。将来性にあふれ、未来の技術を積極的に探索する同研究院で、エンジニアと共に世界を驚かす自動車を開発したい」と抱負を語った。

広州汽車はトヨタとも合弁会社を設立している。

広州汽車集団は「勝又氏はトヨタで30年以上の経験があり、トヨタ車の開発の流れを熟知している。また、トヨタのヨーロッパと北米拠点で10年以上の業務歴があり、オープンでグローバルな視座も持ち合わせている。広汽汽車の自主開発製品の国際競争力を大いに高めてくれる存在だ」と歓迎コメントを発表した。

広州汽車集団は1998年に今の形になった。1998年にホンダと合弁会社を設立したのを皮切りに、2004年にトヨタ、2007年に日野自動車、その後も三菱自動車と合弁会社を立ち上げ、日本企業との関係が非常に強い。2019年には日本電産と車載モーターを開発する合弁会社を設立した。一方で、自社ブランドの開発が課題となっており、この数年、自主開発車「GS8」「GM8」「GS5」などの海外展開を急いでいる。

広汽研究院は2006年設立。この数年はドイツや日本から50人以上のエキスパートを招聘している。
(文・浦上早苗)

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