会食で酩酊……全裸で目覚め、床に避妊具。性暴力被害訴えた投稿は即削除された【アリババ女性社員の告発】

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会食で酩酊……全裸で目覚め、床に避妊具。性暴力被害訴えた投稿は即削除された【アリババ女性社員の告発】

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中国IT大手アリババグループの女性社員が、上司による性暴力被害と会社のもみ消しを訴え、大騒動になっている。女性は会社の責任者に相談したが、厳正な調査などが行われなかったことから、社員食堂にビラを貼って被害を訴えた。訴えの内容は以下の通り(要約)

酩酊し取引先と上司から性被害

上司Xから済南市への泊りがけの出張同行を命じられた。台風も来ていたし断ったが、職務命令だと言われたので従った。

7月27日夜、済南市の取引先との会食で、取引先の男性から酒をしきりに勧められ、拒絶できずに酩酊してしまった。キスをされたり胸や太ももを触られたりしたが、意識がもうろうとし抵抗できなかった。また、吐いて衣服が汚れたので洗面所に処理に行こうとすると、その取引先の男性が介抱すると言って、人がいないところに連れて行かれ、わいせつな行為をされた。酩酊して意識がほとんどなかったが、わいせつ行為は20分あまり続いた。

Xは全部知っていたのに止めなかった。その後、私がXにセクハラの証言を要求すると、「何も起きなかった」と言われた。

28日朝、ホテルのベッドで目覚めた。裸で、下着もつけていなかった。何かがあったと分かり、自分の衣類や部屋を点検したら、開封された避妊具の箱を発見した。それでXに電話し問い詰めたところ、彼は部屋に来たことを認めた。私は夫に電話し、全てを話した。そして夫の助言に従い、警察に通報した。

スペアキーで部屋に入ってきた上司

ホテルの監視カメラなどを確認したところ、Xは一晩で4回も部屋に来ていたことが判明した。1度目は取引先の1人である女性とともに、私を部屋に送り届けるためだったが、Xは自分のホテルに帰らず、フロントで私の部屋のスペアキーをつくり、3度にわたって部屋に入っていたことが判明した。2度目は20分ほど滞在していた。

7月28日午後1時に警察に通報。Xは警察に呼ばれたが、事情聴取の中で、「女性に誘われたから性行為に及んだ」と説明した。

しかしホテルのカメラには、私が酩酊して1人で歩けず、Xともう一人の女性に抱えられて部屋に運ばれる姿が映っている。自分で歩けないのにどうやって誘うのか。

私とXは車で数十分離れたホテルに宿泊していた。私はXに電話したりメッセージを送ったりもしていないのに、なぜ彼は自分のホテルに帰らず、勝手にスペアキーをつくって部屋に入ってきたのか。

張勇会長兼CEOは8月9日、社内文書で女性への謝罪などを発表した。(微博より)

「あなたの名誉を守るため」上司処分せず

出張から戻り、8月2日に部署の責任者に訴えた。適切と思われる3人とグループチャットを作り、被害を訴えたが誰からも返事がなかったので、1人1人に個別にメッセージした。その後2人が返信や電話をくれたが、うち1人からは「頻繁に出張があるこの職務に、女性は適していない。女性を採用すべきではない」というようなことを言われた。

1人の責任者は2日夜になってオフィスで面会できた。私は証拠なども提示し、上司Xの解雇と自身の休暇を要求した。

しかし3日後の8月5日、その責任者から「あなたの名誉を考慮し、上司Xを解雇しない」と伝えられた。

私は、「私が解雇を求めているのだから、私の名誉に配慮して解雇しないというのはおかしい」と異議を唱え、8月6日の勤務終了までに、再度結果を知らせてほしいと求めた。

社内のグループチャットで訴え、即削除される

8月6日に責任者から連絡がなかったため、夕方4時にこちらから問い合わせると「解雇する方法はない」と言われた。(今訴えている)ビジネスユニット(BU)ではだめだと思い、一つ上のビジネスグループ(BG)に訴えた。

BGの責任者から電話があり、被害について慰められたが、上司Xについて具体的にどうするかの説明はなかった。

現時点で誰も処理してくれない。Xは今も普通に出社し、私と同じ空間で働いている。私は耐えきれず、社員全員のグループチャットで全てを訴えることにした。しかし私が投稿したメッセージはすぐに削除され、グループチャットも消されてしまった。

(文・浦上早苗)

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