「今日資本」徐新氏に聞く:厳しい資金調達の冬を生き抜くには?

36Kr Japan | 中国No.1スタートアップメディア日本版

中国最大のタートアップメディア、36Krの日本版です。先端企業の技術開発、業務提携、ファイナンス状況など中国の「今」を現地から届けるとともに、日本人向けの解説などのオリジナル記事を発信します。36Kr日本版を見れば、中国が分かります。

リーダーの一言注目記事

「今日資本」徐新氏に聞く:厳しい資金調達の冬を生き抜くには?

続きを読む

貿易戦争、デレバレッジ政策、中国株の下落など、厳しさを増す資金調達の冬に、創業者はどう対応すべきか。「今日資本(Capital Today)」の創業者で総裁の徐新氏に話を聞いた。

徐新氏によれば、下降トレンドにある市場で創業者にとって最も重要なのは、資金の流れを見定めてより多くの資金を調達することだという。調達が難しい中で獲得した資金は、人材確保、マーケティング、広告などにおいて想像以上の効果を発揮するからだ。

このため、徐新氏は投資を受けようとする全ての企業に、評価額を過度に気にしないようにと繰り返し述べている。8割、9割の価格に下げてでも、まずは資金を集めることが重要なのだという。

投資家として見た場合、資金調達の冬という表現はいささかオーバーだと徐新氏は考えている。トップを走ろうとするプロジェクトには巨額の費用が必要だが、多くの投資機関が先を争って創業者に資金を提供している。投資ブームの頃に比べて、投資機関が慎重に出資先を選ぶようになり、資金がごく一部に集中するようになっただけなのだ。

徐新氏は、この傾向をある意味で好ましいと考えている。トップを走る者だけが資金を手にして市場を独占し、それ以外は淘汰される。競争に費やされる時間が短縮され、すぐに勝負が決まるため、資金効率が向上するというのだ。

しかし、上場については、徐新氏は、急いでもメリットはなく業界トップになってから考えていいくらいだと語る。株式市場の参加者は気が短いので、半年かそれ以上業績が振るわなければ、簡単に見捨てられる。しかも時価総額が10億ドル(約11300億円)に満たない企業は見向きもされない。まずは企業の地位を十分確立してから上場を考えるべきだ、と話を締めくくった。
(翻訳・畠中裕子)

メールアドレスを登録して中国最新情報入手