ビリビリ動画、21年の売上高は約3500億円 「時光代理人」などアニメが100カ国以上で放送

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ビリビリ動画、21年の売上高は約3500億円 「時光代理人」などアニメが100カ国以上で放送

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動画共有サービス「ビリビリ動画(bilibili)」が米東部時間3日、2021年第4四半期(10〜12月)および通期の決算(未監査)を発表した。21年の売上高は前年比62%増の193億8000万元(約3540億円)、第4四半期の売上高は前年同期比51%増の57億8000万元(約1060億円)だった。

第4四半期の月間アクティブユーザー数(MAU)は平均2億7200万人で、モバイル端末利用のMAUは2億5200万人。いずれも前年同期比35%成長だった。デイリーアクティブユーザー(DAU)数は同34%増の7220万人、月間課金ユーザー数(MPU)が同37%増の2450万人で、課金率(PUR)は9.0%にまで伸びた。コミュニティとしての活性度、粘着性は依然として高く、1日の平均利用時間は82分と第4四半期としては最長を更新した。

第4四半期のPUGV(プロユーザーが制作した動画)の月間アクティブ投稿者は前年同期比58%増の平均304万人、動画の投稿本数は同83%増の1088万本だった。また、OGV(企業が制作した動画)として、ビリビリ動画は21年に国産アニメ作品を51本発表している。タグラインとして初めて「Made for Global(世界に向けて創作しよう)」を掲げ、21年に再生回数1億回を突破した大ヒットアニメ「不死身な僕の日常(仙王的日常生活)」第2シーズンや「時光代理人-LINK CLICK-」を100以上の国に進出させた。NETFLIXやソニーなどの企業が初めてビリビリ動画のアニメ作品の版権を取得している。

第4四半期の売上高57億8000万元(約1060億円)に大きく貢献したのは、広告事業や付加価値サービス事業だ。

中でも広告事業は目覚ましい成果を出した。第4四半期の売上高は前年同期比120%増の15億9000万元(約290億円)、通期では145%増の45億2000万元(約830億円)だった。広告主の五大業種はゲーム、Eコマース、3C製品(コンピューター・通信機器・家電)、食品・飲料、自動車だ。

第4四半期のゲーム事業の売上高は前年同期比15%増の13億元(約240億円)。中国国内でのゲーム配信のほか、オリジナルタイトルの開発や海外でのゲーム配信にも力を入れている。今年は海外市場で13タイトルをリリースする計画だという。ライブ配信や有料会員などを含む付加価値サービス事業の売上高は同52%増の18億9000万元(約350億円)。Eコマース・その他の事業の売上高は同35%増の10億元(約180億円)だった。

保有する現金および現金同等物、定期預金、短期投資は21年末時点で302億元(約5500億円)だった。

株式報酬費用、M&Aで取得した無形資産関連の償却費と法人税、上場企業に対する投資の公正価値変動に伴う利益あるいは損失を除外した第4四半期の純損失は、NonーGAPP指標で16億6000万元(約300億円)だった。

22年は引き続きユーザー増加と事業化を推し進めていくほか、組織の実行力を高め、各事業の運営効率を上げ、支出を適正にコントロールして損失率を下げていく目標を定めた。さらに取締役会で自社株買い計画が承認されたと発表し、今後24カ月以内に最高5億ドル(約580億円)分の米国預託証券(ADS)を買い戻すとしている。
(翻訳・山下にか)

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