タイで5Gスマート病院の導入進む、中国ファーウェイが技術支援

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【新華社バンコク3月24日】タイ・バンコク中心部で、ひどい交通渋滞に巻き込まれて救急車が動けずにいる。車内の救急隊員が高解像度カメラと心電計(ECG)モニターの電源を入れると、患者の映像やバイタルサインデータ、病歴などが第5世代移動通信システム(5G)ネットワークを経由してリアルタイムでシリラート病院に送信され、病院医師の指導の下、救急隊員は車内で重症患者に速やかに初期治療を施した。

同病院のビジット・バムバニ院長はこのほど、新華社の取材に対し、タイの交通は非常に混雑しているが、5G救急車が使用開始されてから救急患者の生存率が大幅に改善したと説明した。

5G救急車は、タイの5Gスマート病院プロジェクトの一環として導入された。昨年末、タイはシリラート病院をパイロットモデルとして、デジタル技術医療プロジェクトを開始した。

同プロジェクトでは、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の5G、クラウド、人工知能(AI)技術を取り入れ、5G救急車による搬送、AIによる補助診断から退院後の遠隔医療まで、同病院のサービスプロセスの全面的スマート化転換を支援した。これはファーウェイが東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で立ち上げた初の5Gスマート病院プロジェクトでもあり、同社は今年、これらのソリューションをタイ国内の他の病院でも導入する。

シリラート病院は、タイのマヒドン大学附属病院として運営されている。同大学医学部のプラシット・ワタナパ部長によると、新型コロナウイルス感染流行時にファーウェイとの協力により、医師は症例1件当たりの診断時間を15分から25秒に短縮し、CT画像検査の精度を97%まで向上させた。

ワタナパ氏は、ファーウェイがシリラート病院の5Gネットワークインフラを構築しただけでなく、情報セキュリティーを保障するハイブリッドクラウド・アーキテクチャーを病院に提供し、人材育成も実施したと述べた。

ファーウェイ・タイランドのアベル・デン(鄧豊)最高経営責任者(CEO)は取材に対し、タイには優れたネットワークインフラが整備されているが、5G技術は導入初期段階で、病院が5G技術をどのように患者支援に役立てるのかを模索していると説明。同社がシリラート病院と5Gスマート医療共同実験室を設立し、将来的に医療分野で5Gやブロックチェーン、AIの応用を模索していく考えを示した。ファーウェイはタイで医療に加え、スマートシティや交通、エネルギー、教育など、10を超える産業のデジタルエコシステムを構築している。

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