蓄電池メーカー「華美興泰」が資金調達、日米欧で販売 主要顧客にウォルマートやヨドバシカメラ

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蓄電池メーカー「華美興泰」が資金調達、日米欧で販売 主要顧客にウォルマートやヨドバシカメラ

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家庭用、屋外用、ポータブル蓄電池の開発、OEMおよびODM生産を手掛ける「華美興泰(HAME)」が、シリーズBで資金を調達した。「前海母基金(Qianhai FOF)」、「卓源資本(Z&Y Capital)」がリード・インベスターを務めた。調達した資金は製品の技術サービスの向上や米、欧、日本市場の開拓に充てる。同社はシリーズAでは卓源資本、「直接資本」、「高雲資本」などから資金を調達している。

華美興泰は2009年設立で、主要製品である屋外用蓄電池の電池容量は512Whから4096Wh、出力は600Wから5000Wの規格を取り揃え、セルはすべて自社製だ。

華美興泰の創業者である楊昌軍CEOは「家庭用と屋外用蓄電池は成長分野で、コア技術を保有し、産業チェーンを確立した企業でなければ生き残って業界のリーディングカンパニーになることはできない」と話す。中国化学物理電源業界協会が発表した「中国ポータブル蓄電池業界の発展研究報告書(2021年)」の統計では、世界のポータブル蓄電池の出荷台数は16年に5万2000台だったが、21年には483万8000台に増え、年平均成長率は148%になると予想している。

世界のポータブル蓄電池市場の規模 表は中国化学物理電源業界協会より

表が示すようにポータブル蓄電池の出荷台数は18年から世界で増加しているが、その最大の理由はポータブル蓄電池製品が従来のガソリン発電機を代替していることにある。騒音が大きく操作が複雑で環境を汚染するガソリン発電機に比べ、リチウム電池などクリーンエネルギー技術を採用した蓄電池は家庭や屋外で急速に利用が広がっている。

上記の報告書によるとポータブル蓄電池は90%以上が中国の工場で生産、出荷されており、新しい製品技術も中国で広く使用されるだろう。

華美興泰の主な経営モデルはOEM/ODM生産だが、コアコンピタンスは三元リチウムおよびリン酸鉄リチウムのセル、BMS(バッテリーマネジメントシステム)、インバータなどのサプライチェーンが構築された環境で製造や開発が行われていることだ。同社のポータブル蓄電池の製造拠点は、湖南省や深圳市にある。

蓄電池の電源のコア部品であるセルを例にとると、華美興泰は屋外用蓄電池向けに40Ahのリン酸鉄リチウムと46Ahの三元リチウムのセルを設計しており、セルの内部抵抗は0.5ミリオーム以下だ。そのため製品の有効電力と出力は高く、さらに電池の発熱と自己消費電力を抑えて電池の寿命を延ばしている。

同社は主要顧客の米ウォルマートや独ディスカウントストアのリドル、米ホームセンターのホームデポ、ヨドバシカメラなどと戦略的提携関係を結んでいる。

楊CEOは今後について、屋外用製品のOEM/ODM生産事業を強化するほか、太陽光発電と蓄電池を一体化した製品の自社ブランドを構築する考えを示した。同社は今月、8kWh、16kWh、24kWhの太陽光発電と蓄電池を一体化した家庭用製品を発表したほか、単結晶シリコンパネルを採用した120W、200W、300Wの屋外用折り畳み式ソーラーパネルを発売している。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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