中国ネット配車大手DiDi、21年通期の純損失1兆円 米上場廃止へ総会開催

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

短信

中国ネット配車大手DiDi、21年通期の純損失1兆円 米上場廃止へ総会開催

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国配車サービス最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」が4月16日、2021年第4四半期(10~12月)の未監査決算の概要を発表した。米国会計基準(GAAP)ベースの売上高は407億7700万元(約8100億円)で、前年同期の466億9900万元(約9300億円)から13%減少した。普通株主に帰属する当期純損失は3億8300万元(約76億円)で、前年同期の72億2100万元(約1400億円)から95%縮小した。

通期の売上高は前年比22.6%増の1738億2700万元(約3兆4000億円)。普通株主に帰属する純損失は前年の106億8000万元(約2100億円)から368.5%拡大し、500億3100万元(約1兆円)となった。

滴滴は同日、テンセント(騰訊控股)の劉熾平(マーティン・ラウ)総裁が滴滴の取締役を辞任したことを受け、新たな取締役としてテンセントのアソシエイト・ゼネラル・カウンセルを務めるFengxia Liang氏を任命したと発表した。

このほか、滴滴は5月23日午後7時に臨時株主総会を開催し、ニューヨーク証券取引所における同社の米国預託証券の任意上場廃止について決議することも明らかにした。同社は上場廃止が完了するまで、他の証券取引所への上場申請を行わないと説明している。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録