「網易」第4Q決算報告 収益は予想上回る

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「網易」第4Q決算報告 収益は予想上回る

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インターネット大手「網易(ネットイース)」は2月21日、2018年第4四半期および通期決算報告を発表した。

これによると、第4四半期の売上高は前年同期比35.6%増の約198億元(約3270億円)で、市場予想をわずかに下回った。

網易の親会社株主に帰属する純利益は前年同期比25%増の約16億元(約264億円)で、市場予想の約2200億円を上回った。非支配株主に帰属する純利益は非GAAPベースで23億6千万元(約380億円)だった。

同社の収益の柱は依然としてオンラインゲームとEコマースだ。当四半期のオンラインゲームの売上高は、前年同期比37.7%増の110億元(約1800億円)、Eコマースは同43.5%増の約67億元(約1100億円)だった。

ゲーム事業の成長は主にゲームの多様化戦略の成功とグローバル化の進展によるものだ。中国当局が一時ゲームライセンスの認可を停止したものの、網易はすでに取得済みのライセンスによって多くの新製品をリリースした。 当期中にリリースしたモバイルゲーム「明日之後(The Day After Tomorrow)」などはApp Storeのダウンロードランキングで11~12月の首位になり、人気RPG「夢幻西遊(Fantasy Westward Journey)」の業績も安定している。海外市場ではモバイルゲームが好調で、特にバトルロイヤルゲーム「荒野行動」は8月以降5ヶ月連続で海外向け中国ゲームの人気第1位にランクされている。モバイルゲームからの純利益は、当期のオンラインゲームサービス収益の69.7%を占め、前四半期および前年同期の68.0%から増加している。

ゲーム分野では、網易はイギリスの「Codemasters(コードマスターズ)」とのモバイルゲームの共同開発や、フランスのゲーム制作会社「Quantic Dream(クアンティック・ドリーム)」への投資など、海外でのパートナー探しを進めている。米ゲーム大手ブリザード・エンターテイメントの元メンバーが設立した制作会社「Second Dinner」への投資も発表した。一方で、中国本土で11年間に渡るブリザード社との提携を継続、2023年1月までタイトル運営権の契約を延長した。

爆発的な成長段階が過ぎ、さらに景気後退の影響を受けたことから、同社のEコマース事業の成長率はピーク時の167%から43.5%に減速したが、それでも業界平均をはるかに上回っている。当期、傘下の越境ECサイト「ネットイースコアラ(Kaola)」とセレクトショップサイト「網易厳選(NETEASE YEATION)」が杭州に初の旗艦店と実店舗をそれぞれオープンするなど、小売業界での事業領域を広げている。

このほか、監査前の通年の業績も発表された。これによると、2018年の売上高は前年同期比24%増の約671億元(約1兆1千億円)、純利益は同31.4%減の約87億元(約1430億円)。その中で、オンラインゲームサービスの売上高は前年同期比11%増の約402億元(約6600億円)、Eコマース事業の売上高は前年同期比65%増の約192億元(約3160億円)だった。純利益の減少は、主にゲームの研究開発への投資、Eコマース事業の拡大、および「網易雲音楽(NetEase Cloud Music)」など新サービスへの投資によるものだ。
(翻訳・神江乃緒)

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