中国初、広東省でCO2の海底貯留プロジェクト始動 年間1000万トン貯留で企業の排出量削減を後押し

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中国初、広東省でCO2の海底貯留プロジェクト始動 年間1000万トン貯留で企業の排出量削減を後押し

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広東省発展改革委員会は6月27日、中国海洋石油集団(CNOOC)、英シェルおよび米エクソンモービルと共同事業に関する覚書を締結したと発表した。4者は同省内の大亜湾における二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)および回収・利用・貯留( CCUS)について共同研究を進める。

同事業は、CO2の海底貯留に関する中国初の大規模プロジェクトで、年間1000万トンのCO2を貯留し、企業の排出量削減を後押しする。

工業生産の過程で発生するCO2は通常、媒体への吸収やカルシウム循環、膜分離などの方法で回収される。回収したCO2は液化させ、パイプラインを通じて目的地まで輸送し、最終的に地中に注入して貯留する。

エクソンモービルは、30年以上にわたってCO2回収の実績を積んできた。現在は世界のCO2回収能力の5分の1を有し、年間約900万トンのCO2を回収。世界最多のCO2回収量を誇る企業となっている。

CO2を海底に注入・貯留する方法は、CCSの主流になりつつある。世界各国では、海上輸送と海底貯留を伴うCCSの推進に、多額の資金が投じられている。日本の石油大手ENEOSと電力大手の電源開発(J-POWER)は5月10日、日本初となるCCSプロジェクトを共同推進すると発表した。西日本の海底をCO2の貯留場所とし、2030年の着工を目指すという。

(36Kr Japan編集部)

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