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8月3日、米顧客情報管理(CRM)最大手のセールスフォースが、中国本土と香港の事業を担当する中国部門の解散を発表したとの噂が流れた。従業員60〜70人が人員調整の対象となり、うち大部分が解雇されるとの内容だった。
同日中に、この噂を一部否定する情報が、関係者の話として伝えられた。アリババ集団傘下のクラウドサービス部門「アリババクラウド」が、セールスフォースの中国事業と中国部門の従業員を引き継ぐ可能性があるという。
セールスフォースの広報担当者は、同社が現在アリババとの戦略的パートナーシップを「加速」しているとした上で、「大中華圏(中国本土、台湾、香港、マカオ)により良いサービスを提供するため、事業構造の最適化を図っていく」と説明したという。米テック系メディア「TechCrunch」が同日、報じた。
セールスフォースは1999年に設立され、2004年に中国での事業展開を開始し、2006年には中国事務所と香港の大中華圏事務所を開設した。複数の関係者によると、同社の中国での売上高は、全体の数%以下だという。
(36Kr Japan編集部)
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