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【新華社ロンドン9月15日】英科学誌「ネイチャー」はこのほど、特別号「Nature Index 2022 Energy」で、手頃でクリーンなエネルギー分野(Affordable and clean energy)の国別研究成果ランキングを発表し、中国がトップとなった。
ネイチャー・インデックスは世界の学術出版大手、シュプリンガー・ネイチャー傘下の調査機関が定期的に作成、発表する。質の高い科学ジャーナル82誌に掲載された論文を統計し、論文発表数や割合などを研究機関や国・地域別にまとめることで、世界的に質の高い科学研究の進展や協力状況を示している。
特別号によると、2015~21年に中国の研究成果が同分野で世界トップとなり、米国、ドイツ、韓国、日本が続いた。
同分野の論文数は20年の3345本から21年には3889本と急増し、伸び率は15年以降で最大となった。国別シェアでは、中国が最も速い伸びを示し、21年は15年の4.2倍となった。
15~21年の研究機関別トップ50でも、中国は25機関がランク入りした。米国は14機関だった。トップ10には中国科学院、清華大学、中国科学技術大学、北京大学、米スタンフォード大学、蘇州大学、シンガポール南洋理工大学、南京大学、米マサチューセッツ工科大学、中国科学院大学が名を連ねている。
研究協力はもう一つの注目点となっており、中国は上位30カ国で非国際共著論文が国際共著論文より多い唯一の国となった。中国の国際共著論文数は全体の46.3%と半分以下だった。
Nature Indexのサイモン・ベイカー編集長によると、各国・地域が脱炭素化に向けて化石燃料からよりグリーンなエネルギーへの転換を進める中、手頃でクリーンなエネルギー分野の研究成果は15年以降、明らかに増加している。中国は15~21年にネイチャーインデックスシェアの伸びが3倍以上となり、同分野での重要な地位を示した。
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