中国家電市場、スマート化・グリーン化が加速

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【新華社北京9月19日】中国の家電産業はここ数年、政策的支援を受けスマート化やグリーン(環境配慮型)化が加速し、スマート家電の品ぞろえはますます豊富になり、便利で高性能、省エネや環境にも配慮したスマート家電が消費者に好まれるようになっている。中国工業・情報化部の消費財工業司の何亜瓊(か・あけい)司長はこのほど、中国のスマート家電の市場規模は2016年の2千億元(1元=約21円)から現在は5千億元に増加していると述べた。

スマート化とグリーン化は中国の家電消費のトレンドとなる中、電気フライヤーなど小型のスマートキッチン家電は特に人気が高い。電子商取引(EC)大手アリババグループの通販サイト「天猫(Tモール)」では今年3~5月、小型キッチン家電の流通額が大きく増加した。うち電気フライヤーの流通額は前年同期の3倍に、串焼き機とコーヒーメーカーの流通額はそれぞれ50%以上増加した。キッチン家電メーカーの北京利仁科技の楊善東(よう・ぜんとう)財務総監は取材に「中国市場ではここ数年、電気フライヤーをはじめとする新興の小型スマートキッチン家電が売り上げを急速に伸ばしている」と語る。同社の電気フライヤー類製品の売上高は19年が8962万元、20年が2億2646万元、21年が1億6345万元に上っている。

消費の質の向上につれ、ハイエンドでスマートな家電は広大な市場を目の前にしている。中国家電大手の美的集団が13日に公開した投資家向け情報によると、同社のハイエンドスマート家電ブランド「COLMO」の今年上半期の売上高は40億元を突破し、前年同期の2.5倍となった。同ブランドは3年間の発展を経て、セントラルエアコン、冷蔵庫、ワインキャビネット、衣類乾燥機、洗濯機、ホームクリーニング機、調理家電などさまざまな製品をそろえ、世界家電市場をリードするハイエンドスマート生活ソリューションをほぼ構築している。

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