最新技術が光るスマートカーが続々登場 上海モーターショー

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最新技術が光るスマートカーが続々登場 上海モーターショー

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インターネットや5G技術の進歩に伴い、自動車のスマート化が加速している。人が自動車を直接操作する仕組みから、デジタル化およびスマート化への転換が進んでいる。

データによると、世界のスマートカー関連の投資は2018年8月だけでも21件あり、出資総額は20億ドル(約2240億円)以上だという。

自動車メーカーがデジタル化への転換を図る一歩として位置付けているのが「スマートキャビン」だ。スマートキャビンは移動可能なスマートライフとして、IoTから「IoE(Internet of Everything)」に向かうプロセスで生まれたものだ。

全面液晶メーターや車載エンターテイメントシステム、先進運転支援システムなど多彩な技術を集約し、デジタル化、スマート化、ネットワーク化を実現したスマートキャビンは、自動車関連メーカーが最新技術を競う激戦地となっている。

デジタル化への転換を模索する自動車メーカーにとって、スマートキャビンが最も重要であることは間違いない。これからのスマートキャビンは人と自動車の関係性を変えるものだ。そのためにはデータ接続やデジタル化が不可欠になる。

今年の上海モーターショーでは、デジタル化に進路を定めたメーカー各社の最新技術が光るスマートカーが披露された。

BMW

BMWの多機能ナビシステム「iDrive」はオペレーティングシステム7.0を採用している。同システムはもともと「ドライブをもっとスマートでシンプルにする」という目的で開発されており、未来型ドライブの理念につながるものだ。iDriveを搭載したBMW「X5」は「コネクテッド・ドライブ」を実現しており、マイ・アシスタント機能や音声・ジェスチャー認識でストレスフリーのドライブを可能にする。

メルセデス・ベンツ

上海モーターショーで初公開となるメルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLB」は、コンセプトカーの段階だが、量産モデルが今年中に発表されるとのこと。車内インテリアのグレードは新型AクラスやBクラスに近いが、オフロード要素も満載で、SUV特有のアウトドア感を醸し出している。メーターパネルには10.25インチの液晶パネル2枚が配置され、最新の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」が搭載されている。

フォルクスワーゲン

全面液晶メーターパネルと8インチタッチパネルを搭載したフォルクスワーゲンの新型「Sagitar」(日本名:ジェッタ)は、ハイテク感と実用性を兼ね備えたモデルだ。タッチパネルのコントロール画面は3種類のモードに対応し、中でもひときわ目を引くのが「全画面地図」モードだ。ハンドル右側のショートカットキーで地図の拡大縮小が可能になっている。

フォード

フォードが最近発表したC-V2X(cellular vehicle-to-everything)技術は、信号のない交差点でも安全に通行できるように、自動車や標識、歩行者、他の交通設備の間で5Gによる高速情報通信を行うものであり、ドライバーや同乗者、周囲の安全性を高めることができる。

起亜(KIA)

起亜の「リアルタイム感情反応車両制御(READ)システム」は、生体情報の認識によりドライバーの身体状況や感情をモニタリングして、交通事故の減少につなげることができる。

長城汽車(GWM)

4月初め、長城汽車はプレミアムSUVブランドからフラッグシップモデルとなるSUVの予告画像を発表した。インテリアはプラチナとブラック・ゴールドで、ダッシュボードには高解像度の液晶パネルが3枚並ぶ。Aピラー内側の液晶画面はバックミラーに代わるストリーミングメディアのディスプレイだと思われる。センターピラーレスの観音開きドアを採用しており、ファミリー向けの高級スポーツ仕様となっている。

奇瑞汽車(Chery Automobile)

奇瑞グループは自動運転事業、車載コネクティビティ事業、スマート製造事業、デジタルマーケティング事業、シェアリングモビリティ事業の5大事業から成るスマート化戦略ブランドの「奇瑞雄獅(CHERY LION)」を立ち上げた。

吉利汽車(Geely)

吉利はインターネットやビッグデータ、AIなどと連係したIoV(Internet of Vehicles)プラットフォーム「吉客智能生体システム(GUKI)」の構築に力を注いでいる。このシステムによりカーライフとモバイルインターネットをよりシームレスにつなぐことができるようになる。
(翻訳・畠中裕子)

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