中国コネクテッドカー産業、急成長期に突入

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中国コネクテッドカー産業、急成長期に突入

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【新華社北京10月21日】中国でコネクテッドカー産業が高成長期に突入している。今年上半期(1~6月)、運転支援システムを搭載した乗用車の販売台数は288万台に上り、前年同期から46.2%増え、新車販売に占める比率は32.4%となった。

多くの地域と部門が新たな措置を集中的に講じ、今後の発展目標を明確にするとともに、技術革新の奨励、政策供給の最適化、路車協調システムの構築加速、自動運転・コネクテッドカーモデルエリアの構築など多方面をめぐりコネクテッドカーの産業化プロセスを推進している。

中国工業・情報化部は、関連部門と共同でより多くの地方で先行試験を展開し、テスト道路の範囲を拡大する方針を打ち出した。適法性や安全性の確保を前提に、条件の整った典型的な地域を選び、コネクテッドカーの全地域・マルチシーンでの応用を模索、コネクテッドカーの産業化プロセスの推進を加速する。さらにスマート交通インフラの建設を加速し、車のインターネット(IoV)重点プロジェクトを立ち上げ、国家級IoV先導区の建設を推進、スマート都市インフラとコネクテッドカーの協同発展の試行を着実に展開するとした。

多くの地域も次々と発展目標を提出し、技術の自主革新能力の強化、産業の協同・集積発展の促進、さまざまな場面での応用拡大、産業発展の周辺環境の最適化などをめぐりより細かい措置を打ち出した。

重慶市は「重慶市自動運転・IoV革新応用行動計画(2022~25年)」を打ち出し、25年までに条件付き自動運転車の量産・大規模応用を実現、高度自動運転の要求を満たすスマートコネクテッド技術体系を構築し、重要技術分野の地元でのサポート能力を80%以上にし、より多くの自動車メーカーと通信機器メーカーの製品に対応するセルラーV2X(C‐V2X)通信網を全国に先駆けて整備する方針を明確化した。

現在、北京市、重慶市、武漢市(湖北省)、深圳市(広東省)、広州市(広東省)、長沙市(湖南省)など複数の都市では、特定の地域、特定の時間帯における自動運転車の商業化試験運営が許可されている。

2022世界コネクテッドカー大会のデータによると、全国の自動運転開放テスト道路は7千キロを超え、テスト道路の走行距離は1500万キロを突破、自動運転タクシー、無人バス、バレットサービス(駐車代行)、幹線物流、無人配送などのさまざまな場面での実証応用が順調に展開されている。

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