資生堂、中国への投資を強化 研究拠点も拡大

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資生堂の中国法人「資生堂(中国)投資」(以下、資生堂中国)は11月15日、上海市内で資生堂の創業150周年を記念したイベントを開催し、今後の事業計画を明らかにした。

資生堂は引き続き中国での投資を進める。数年以内に同社の研究拠点としては2番目に大きな規模となる研究開発センターを中国に設立し、中国人の肌質に関する研究を深めるほか、美容医療の分野を手がける中国のスタートアップ企業を支援していく方針だという。

資生堂の魚谷雅彦・社長兼最高経営責任者(CEO)は「現在の中国は資生堂グループにとって最大の海外市場で、グループ全体の成長をけん引する重要なエンジンとなっている。私たちは中国市場の巨大な可能性を確信しており、中国への長期的な投資に自信を持っている」と述べた。

資生堂中国は、資生堂の企業理念「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、新ブランドを通じて新たな市場の開拓を進めると同時に、既存ブランドの成長性の引き出しもはかる。

同社はスタートアップ企業への投資を強化しており、傘下の投資ファンド「資悦基金(Shiseido Beauty Innovations Fund)」の投資規模を最大10億元(約200億円)としている。2022年8月には、遺伝子組み換えコラーゲンの開発・生産を手掛ける「江蘇創健医療科技(Jiangsu Trautec Medical Technology)」に資悦基金を通じて1億元(約20億円)を出資。同社と協業で、美容医療の治療後に使う製品の開発を検討する方針を明らかにしている。

資生堂中国の投資ファンド、第1号案件の「機能性スキンケア」に約20億円出資

(36Kr Japan編集部)

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