中国BYD、日本市場向け第1弾のEV「ATTO 3」、440万円で23年1月末より発売

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中国新エネルギー車(NEV)大手・BYD(比亜迪)の日本法人であるBYD Auto Japanは12月5日、ミドルサイズe-SUV「ATTO 3(アットスリー)」の希望小売価格を440万円(税込)とし、2023年1月31日(火)に発売すると明らかにした。また、納車開始は3月頃としている。

BYDは今年7月21日、日本乗用車市場への正式参入を発表しており、最新のEV3車種を日本市場に投入する予定だ。今回の「ATTO3」のほか、2023年中頃にコンパクトサイズのe-Compact「DOLPHIN」、23年下半期にハイエンドモデルのe-Sedan「SEAL」を順次発売するという。

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日本発売モデル第1弾となる「ATTO 3」は、BYDの世界戦略EVだと言われている。独自開発した最新型のリン酸鉄リチウム電池「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用し、485kmの航続距離(※WLTC値自社調べ)と高い安全性(Euro NCAPの安全性評価で最高評価の5つ星獲得)を実現している。また、V2L(Vehicle to Load)とV2H(Vehicle to Home)にも対応しており、停電時の電源供給やキャンプをはじめとする野外での活用も可能。

同モデルは2022年2月に中国で販売を開始して以降、オーストラリアやタイ、シンガポールなどのアジア太平洋地域でも発売され、10月末までの全世界での累計販売台数は14万3000台に上るという。さらに、欧州ではノルウェイ、ドイツ、フランス、イギリスなどを含む9ヵ国での販売も決定している。

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BYD Auto Japanの東福寺厚樹社長は「日本市場をしっかり調べた上で、お客様が求めやすいように440万円の価格を設定した」と話す。すべてのユーザーに対応できるよう、頭金・ボーナス払いなし、登録諸費用や自動車税など込みで毎月定額4万400円(税抜)で「ATTO 3」を購入できる4年サブスク型リースプラン「BYD eフラット」や、4年残価据置型ローン「BYD eローン」など、多彩なファイナンスプランを用意している。

BYDは11月16日、累計300万台目となる新エネルギー車(NEV)をラインオフしたことを明らかにした。新エネ車(BEV/PHEV/FCV)の1~10月の累計販売台数は前年同期比3.4倍の139万台となり、世界首位に立った。現在、世界36の国と地域で乗用車を展開している。

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(36Kr Japan編集部)

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