ファストファッションの「SHEIN」、中南米事業トップにソフトバンクG元副社長を起用

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ編集部お勧め記事注目記事

ファストファッションの「SHEIN」、中南米事業トップにソフトバンクG元副社長を起用

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国発のファストファッション大手「SHEIN」は1月31日のプレスリリースで、同社の中南米事業「SHEIN Latin America」の会長として、ソフトバンクグループ(SBG)の前副社長、マルセロ・クラウレ氏を迎えると発表した。

クラウレ氏は、SHEINの中南米戦略および中南米のステークホルダーとの関係構築を担当する。また、中南米事業の監査役会の設立を主導し、会長として現地の専門知識を提供するという。さらに、同氏がSHEINに1億ドル(約129億円)を出資することも明らかにされた。

クラウレ氏は、中南米の成長分野に特化した投資会社「Claure Group」の創業者兼最高経営責任者(CEO)を務めている。同氏はかつて、SBG傘下の米通信事業者「Sprint」(米「T-Mobile」と合併済み)のCEOや、米シェアオフィス大手「WeWork」の会長などを歴任した。

SHEINの許仰天(クリス・シュー)創業者兼CEOは「当社の中南米事業が急成長期を迎える中、クラウレ氏が加わってくれることに感激している」とした上で、「クラウレ氏は企業家としても経営幹部としても高い実績を上げてきた。グローバルブランドの成長や信頼関係の構築に関する深い経験で、当社の中南米事業が拡大するのを後押ししてくれるだろう」と述べた。

SHEINは現在、中南米市場での影響力を高め続けている。米調査会社「Data.ai」によると、SHEINは23年1月(2〜31日)、ブラジルのショッピングアプリのダウンロード数ランキング(Android端末・iOS端末)で1位となった。シンガポールに拠点を置く「Shopee」や、アルゼンチンに拠点を置く「Mercado Libre」を抑えた。また、メキシコでのダウンロード数ランキングでもMercado Libreと首位を争っている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ブラジル市場はSHEINの流通取引総額(GMV)の4%を支えているという。

米国で成功を収めた中国発ファッションEC「SHEIN」、次に狙うのはブラジル市場

*2023年2月2日のレート(1ドル=約129円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録