人気の中国コスメ「花西子」が日本展開を強化、東京「@cosme STORE」に近く出店へ

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人気の中国コスメ「花西子」が日本展開を強化、東京「@cosme STORE」に近く出店へ

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中国の古典美術を思わせる華麗さで人気のコスメブランド「花西子(Florasis、フローラシス)」が2月15〜21日の7日間、東京・原宿にある日本最大級の体験型コスメショップ「@cosme TOKYO」で、海外初のポップアップイベントを開催した。

@cosme TOKYOは、アイスタイルが運営するコスメショップ「@cosme STORE」の旗艦店で、世界各国のブランドのコスメを実際に試すことができる。

花西子の共同創業者、飛慢氏はメディア向け発表会で、「私たちはこれまでオンライン販売に注力してきたが、今後はオフライン販売も重視しながら海外展開を進めていきたい」と述べた。その上で、「ポップアップイベントでは、花西子のコスメを実際に手に取り、中国コスメの品質の良さや中国の美学を直接感じ取ってほしい」と呼びかけた。

古き良き中国のムードにあふれたイベントスペースには、「玉養桃花ルースパウダー」「星宿彫刻4色パレット」「百花同心錠彫刻リップ」といった定番商品のほか、新商品の「双蓮彫刻ハイライト」などが並び、日本のコスメファンを楽しませた。

花西子は2017年に浙江省杭州市で誕生した高級コスメブランドで、「花で美しくなる」をコンセプトに、中国に古くから伝わる技法と現代的な技術を融合させてコスメアイテムを製造している。オンラインマーケティングを活用して急成長し、中国を代表する新興コスメブランドとして知られるようになった。中国メディアの報道によると、同ブランドの売上高は、19年の約20億元(約400億円)から20年の約30億元(約600億円)へと成長し、21年には54億元(約1080億円)を突破した。

花西子は21年3月、海外進出の第一歩としてアマゾンジャパンに出店し、日本向けにオンライン販売を開始した。現在は、自社サイトや各電子商取引(EC)サイトを通じ、100以上の国と地域に向けて商品を販売しているが、日本や米国、フランスなどコスメ市場が成熟している国での売上高が半分以上を占める。

「チャイボーグメイク」が人気の日本に上陸 中国コスメ「花西子」が海外進出を始動

飛氏は、「グローバル事業では、商品を売ることよりもブランドの美学を伝えることを大切にしている」とした上で、「日本は花西子にとって最初の海外市場で、とくに思い入れのある大切な市場だ」と述べている。

花西子は現在、日本でのオフラインチャネル開拓を積極化させており、すでに複数の百貨店と出店交渉を進めている。近く、東京都内の一部の@cosme STOREにも商品が並ぶ予定だという。

*2023年2月21日のレート(1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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