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新エネルギーで走る自動運転トラックを手掛ける「北京京深深向科技(DeepWay)」がこのほど、シリーズA+で7億7000万元(約150億円)を調達した。リード・インベスターは「魏橋創業集団(Weiqiao Pioneering Group)」とソフトバンクグループ傘下の「SBチャイナベンチャーキャピタル(SB China Venture Capital)」、コ・インベスターは既存株主の「啓明創投(Qiming Venture Partners)」。これでDeepWayの調達額は累計12億元(約230億円)を超えた。
DeepWayは2020年、百度(バイドゥ)と貨物輸送企業「獅橋集団(Lionbridge Logistics)」が共同で設立した合弁会社。23年6月には、同社初となる大型トラック「深向星辰」の量産・納車を開始し、年内に1000台の納車を見込んでいるという。
同社は、顧客がトラックを導入する際のコストを抑えるため、バッテリー交換モデルを採用した。顧客はバッテリー無しの車体を購入し、バッテリーはリースの形をとる。バッテリーを交換する際に、実際のバッテリー使用量に応じた費用が発生するモデルだ。現在はパートナー企業と共に、バッテリー交換ステーションやバッテリーバンクなどの建設を検討している。
新エネルギー利用の流れは、乗用車の分野から商用車の分野にも及んでいる。22年12月には、中国重機大手「三一集団(SANY Group)」傘下で自動運転トラックを手掛ける「三一重卡」がシリーズAで約10億元(約190億円)を調達するなど、業界内の競争が熱を帯びつつある。
*2023年3月28日のレート(1元=約19.0円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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