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ソフトバンクグループが、保有するアリババ集団の株式の残りほぼ全てを売却する方向で動いていることが分かった。同社は、市場の低迷によりテック企業への投資価値が低下する中、資金調達を計画しているとみられる。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、米国証券取引委員会(SEC)に提出された届け出書類を基に報じた。
ソフトバンクGは2022年、先渡し売買契約を通じて290億ドル(約3兆8600億円)相当のアリババ株を売却した。同社は23年に入り、残るアリババ株の大部分、約72億ドル(約9600億円)相当を先渡し売買契約に差し出した。同社のアリババ株の保有割合は、最終的に3.8%まで低下する見込みだという。
アリババ株売却は、ソフトバンクGにとって非常に重要な時期に行われた。同社は現在、相次ぐ投資の失敗と未曾有の損失からの回復を目指し、傘下の英半導体設計大手ARM(アーム)の年内上場を計画している。
*23年4月13日のレート(1ドル=約133円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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