カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons（ティムホートンズ）」の中国法人「Tims China（ティムズ中国）」が4月6日に発表した2022年12月期通期の決算は、売上高が前の期比57.2％増の10億1100万元（約190億円）だった。

22年10～12月期の売上高は前年同期比34.6％増の3億150万元（約58億円）、直営店の調整後EBITDAは45.7％増の1279万6000元（約2億4000万円）となった。

中国では22年、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、オフラインの小売・外食業界全体が影響を受けたが、ティムズ中国の市場拡大の歩みは止まらなかった。10～12月期だけ131店舗を新規出店。12月31日時点で中国国内の店舗網は39都市に広がり、店舗数は617店舗となった。

中国のカフェ市場は現在、世界で最も急速に成長しており、競争の激しい市場となっている。ティムズ中国の店舗網は23年中に60都市に拡大し、店舗数は1000店舗となる見込み。同社は、今後2年以内に営業キャッシュフローをプラスにする方針だという。

カナダ生まれのカフェチェーン、中国で第2のスタバ目指す。赤字出しながら急成長

＊23年4月13日のレート（1元＝約19.3円）で計算しています。

（36Kr Japan編集部）