ソフトバンクG出資、中国HRテック大手「北森」 香港上場も翌日には株価4割下落

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中国のHR(人材管理)テック大手「北森雲計算(Beisen Cloud Computing)」(以下、北森)が4月13日、香港証券取引所メインボードへの上場を果たした。発行価格は1株あたり29.7香港ドル(約505円)だった。しかし翌14日には1株あたり17.4香港ドル(約295円)と40%以上下落し、時価総額は約124億7000万香港ドル(約2120億円)となった。

2005年に設立された(創業は02年)北森は、中国HRテック業界の先駆けで、HCM(人的資本管理)と呼ばれる人材管理支援機能をSaaSとして提供している。2010年からの13年間で8回の資金調達を実施しており、調達総額は26億5000万元(約516億円)に上る。出資者には、マトリックス・パートナーズ・チャイナやセコイア・キャピタル・チャイナ、深圳市創新投資集団(Shenzhen Capital Group)」、ゴールドマンサックス、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2などの有名投資機関が名を連ねる。目論見書によると、ソフトバンクグループが同社の株式の6%を保有している。

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中国のコンサル大手「灼識諮詢(China Insights Consultancy)」のデータによると、2021年の売上高を基準にした場合、北森は中国最大のクラウド型HCMソリューションのプロバイダーで、市場シェアは11.6%に上る。

北森は2020年、業界初のクラウド型HCMプラットフォーム「iTalentX」を発表した。同プラットフォームは、従業員の入社、評価、異動、昇進、退社まで、人事管理に関する全ライフサイクルを網羅する。22年9月30日時点で、同社のサービスを利用している顧客数は4900以上に上るという。

公開資料によると、同社の会計年度は4月1日から翌年3月31日までで、2020〜22年度および23年度上半期(2022年4〜9月)の売上高は、それぞれ4億5900万元(約89億円)、5億5600万元(約108億円)、6億8000万元(約132億円)、3億5100万元(約68億円)と順調に伸びている。一方、損失はそれぞれ12億6700万元(約247億円)、9億4000万元(約183億円)、19億900万元(約372億円)、1億6300万元(約31億円)と赤字が続いている。

*23年4月17日のレート(1香港ドル=約17円、1元=約19.5円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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