中国初の深海・遠海浮体式洋上風力発電施設が稼働

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中国の国有石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)は20日、深海・遠海における国内初の浮体式洋上風力発電施設「海油観瀾号」が、文昌油田群の送電網への系統接続に成功したと発表した。海洋油ガス田へのグリーン電力輸送の新たな道が開かれた。
 
「海油観瀾号」は海南省文昌市から136キロ離れた海上油田海域に位置し、設備容量は7.25メガワット。風力発電機、浮体式基礎、係留システム、ダイナミックケーブルで構成されている。全高200メートル以上、載貨重量トン数は1万1千トンに達し、9本のアンカーチェーンで水深120メートルの深海に固定している。
 
発電されたグリーン電力は、長さ5キロのダイナミック海底ケーブルを通じて、海上油田群の送電網に接続される。稼働後の年間平均発電量は2200万キロワット時に達し、全てが油田群の生産に使われると、1年間に天然ガス約1千万立方メートルの節約と、二酸化炭素(CO2)排出量2万2千トンの削減が可能となる。
 
CNOOC湛江分公司文昌13-2油田の責任者、唐新国氏は「海油観瀾号」について、海岸線から100キロ以上離れ、水深100メートル以上の深海で稼働する中国初の浮体式洋上風力発電施設になると紹介した。(新華社海口)

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