中国医療機器メーカー、世界最小・最軽量の磁気浮上型人工心臓「Corheart6」を市場投入

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中国医療機器メーカー、世界最小・最軽量の磁気浮上型人工心臓「Corheart6」を市場投入

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人工心臓は、末期や重症の心不全患者にとって、心臓移植に代わる唯一の有効な治療法だ。磁気浮上型人工心臓の開発と実用化が成功したことは、難治性の心不全患者に大きな希望をもたらした。

人工心臓を開発する中国の医療機器メーカー「核心医療(Core Medical)」はこのほど、直径3.4センチ、厚さ2.6センチ、重さ約90グラムと世界最小・最軽量の磁気浮上型人工心臓「Corheart6」を正式に発表した。Corheart®6は、植込み型左心補助人工心臓システムで、進行した難治性の左心不全患者の血液循環をサポートする。

2019年に設計が完了し、20年に動物実験を終え、21年に国家食品医薬品監督管理総局の「革新的医療機器特別審査プロセス」で承認され、臨床での最初の植込みを完了した。23年2月には、12歳の心不全患者への植込みに成功。中国国内で実施された人工心臓の植込みで、最年少・最低体重の記録を樹立した。同年6月には、国家薬品監督管理局から市場投入の認可を受けた。

核心医療は2016年8月に設立されたスタートアップ企業で、広東省深圳市に本社を置く。

世界最小の人工心臓を開発した「核心医療」、約40億円を調達 中国A株のIPO計画も

(36Kr Japan編集部)

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