外資系金融機関、中国での業務を拡大 中国市場に「信任票」

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中国金融市場はこのところ、金融業界のハイレベルな対外開放の安定的推進に伴い、市場としての魅力をますます高めている。外資系金融機関は中国の投資環境が良好で先行きは明るいと見ており、積極的に支店・出張所などの設立、追加投資で中国での業務を拡大し、中国市場への「信任票」を投じている。
 
データによると、今年9月末までに、52の国・地域の銀行202行が中国に支店などを設立している。2020~23年9月末までの間に、中国の外資系銀行が出資(または増資)した金額は187億3千万元(1元=約21円)となっている。
 
中国での業務経験が長い外資系金融機関の多くは、現地化への取り組みを強化し、自身の強みを発揮して地域経済の成長に貢献している。
 
天津市で唯一の外資系損害保険会社で、あいおいニッセイ同和損害保険全額出資の「愛和誼日生同和財産保険(中国)」は、設立当初から地元市場に密着したサービスを提供してきた。
 
同社経営戦略部の直井隆治部長によると、2022年度に同社は天津にある製造業の法人累計134社に600億元以上の保険を提供したが、これは同社が提供する保険額全体の38%を占めている。2016年以降、同社は7年連続で増収増益を達成している。
 
中国で二酸化炭素(CO2)排出量の2030年までの減少転換、60年までの実質ゼロを目指す「双炭」目標が安定的に推進される中、国内産業の高度化やエネルギー転換などが着実に進んでおり、外資系金融機関はグリーン(環境配慮型)金融の展開を加速させている。
 
韓国中小企業銀行の中国子会社である企業銀行(中国)の金元燮(キム・ウォンソプ)頭取によると、同行は2022年の初めにグリーン(環境配慮型)金融業務を管理する組織を設置し、グリーン金融の与信原則を制定し、中国でのグリーン金融業務の発展を推進している。
 
9月末までに、同行のグリーン融資残高は前年同期比で83%増加している。同行は今年、環境・社会・企業統治(ESG)理念を中心とした「クリーン・グリーン・シンジケートローン」業務を重点的に展開し、ESG関連のシンジケートローンの金額はすでに2億2千万元に達している。
 
今年5月には、香港上海銀行(HSBC)中国が総額300億元のグリーンクレジット基金を設立すると発表し、独自の融資審査プロセスや金利優遇などを通じて、企業の低炭素への転換と環境にやさしい発展のために金融支援を提供している。(新華社天津)

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