6Wayの全自動掃除ロボ「DreameBot X30 Ultra」が日本上陸!世界最強クラスの吸引力の実力を先行体験

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6Wayの全自動掃除ロボ「DreameBot X30 Ultra」が日本上陸!世界最強クラスの吸引力の実力を先行体験

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グローバルに展開する新鋭家電ブランド「Dreame(ドリーミー)」がまもなく、同社最高峰となる新型のAIロボット掃除機「DreameBot X30 Ultra」(以下、X30 Ultra)を日本市場に投入する。

Dreameが2023年6月に日本市場への本格参入を宣言した際、筆者は「DreameBot L10sUltra」(以下、L10sUltra)という当時の最上位機種(約18万円)を体験するチャンスに恵まれた。掃き掃除と拭き掃除を同時にできる便利さに魅了され、今日まで愛用してきたが、まさかの1年足らずでさらに進化したX30 Ultraを手に入れられるとは思いもしなかった。

ちなみに、Dreameというブランド名を聞き慣れない日本の消費者は多いかもしれないが、テック企業とスタートアップ企業専門メディアの36Krは、これまでずっとDreameに注目してきた。なぜなら、スマート家電のカテゴリーで最も凄まじい勢いで成長している新興企業の1社だからだ。

AIロボット掃除機と言えば、最も名を馳せたのは老舗メーカーの米iRobot(1990年設立)で、中国発のEcovacs(1998年)やRoborock(2014年)が後を追い、世界市場でシェアを競い合っていた。Dreameが誕生したのは2017年。創業者が中国の超名門・清華大学出身だけあって、世界トップクラスの高速デジタルモーターと高度なAI、そして3Dセンシング技術を強みに、後発でありながらも従来の業界勢力図を大きく変える存在に成長した。現在は、中国のハイエンドロボット掃除機市場でトップシェアを確保した上で、世界展開も加速しており、日本やアメリカ、ヨーロッパ、中東など世界100以上の国・地域への進出を果たしている。

さて、ここで今回の新製品X30 Ultraの紹介に戻ろう。実際に試してみた感想を一言でまとめると、まさにウルトラ!名実ともにトップレベルの製品だということがわかった。

今回もDreameらしいスタイリッシュなデザイン

大きさや形がほぼ同じL10sUltraの使用経験があったため、X30 Ultraを箱から出して設置するまではとてもスムーズだった。ベースステーションに浄水タンクと汚水タンク、ゴミ収集用の紙パックをセット。掃除機本体にモップパッド2枚と小さなサイドブラシ1枚を取り付け、ステーションに戻す。電源を入れるとロボットが目を覚ます。本体に記されているQRコードをスマホで読み取り、ダウンロード済みのDreame専用アプリと連携し、自宅のWiFiに接続すれば、スマホからロボット掃除機を操作できるようになる。外出先でもスマホを操作するだけでロボット掃除機が自動で家中を掃除してくれる。

スマホで掃除状況やロボットの状態が一目瞭然に

初めて掃除する前に、まずは家の見取り図を作成するためのマッピングが必要になる。正確なナビゲーションは、 LiDAR技術による測位に基づいている。また、AIカメラが撮影したリアルタイムの画像や、障害物回避に関するデータベースも活用し、家全体の間取りや各室の様子を把握する。率直な感覚だと、L10sUltraよりも極めてスピーディかつ正確にマッピングできたように思う。特に面白いのは、暗がりで働くX30 Ultraの様子だ。おそらく暗い環境でもAIがよりよく障害物を認識できるように、丸い本体に2つのLEDライトが搭載されているのだが、走り回るX30 Ultraが元気な子怪獣に見えてきて微笑ましくて笑ってしまった。

元気に家を巡回するロボットちゃん

X30 Ultraは自動化を極めて「6Way」に進化した。洗剤の自動投入、吸引&水拭き、ゴミの自動収集(複数回の掃除で吸引したホコリやゴミを紙パックにまとめてくれるため、満タンになったら取り替えるだけで済む)、モップの自動洗浄(しかも60度の温水で)、モップの熱風乾燥の5Wayに加え、前世代にはない「ウォッシュボードの自動洗浄」機能が搭載された。これがなかなか役に立つ。

掃除が終わったロボットは、モップパッドが汚れた状態でベースステーションに戻る。L10sUltraでも、モップ自体は自動洗浄され、熱風で乾燥されるが、ベースステーションのウォッシュボードに汚れが残る。下の写真(右)のように、使用回数を重ねると汚れがたまってしまい、人の手でボードをきれいにする必要があるのが少し面倒だった。X30 Ultraの場合、モップ洗浄と同時にボードも洗浄してくれるようになった。「真のハンズフリー」を実感し、実際のユーザーの声をよく聞いて改善を重ねているのだなあと感心した。

ウォッシュボードが自動洗浄されるX30 Ultra(左)汚れがやや残留するL10sUltra(右)

前述のように、Dreameの最大の強みの一つは、高い清掃力を支える世界トップクラスの高速デジタルモーターだ。L10sUltraは、5300Paの強い吸引力で床のホコリや汚れを確実に除去できるので、なんの文句もなかった。しかし、X30 Ultraの吸引力はなんと驚異的な8300Paまで高まり、より徹底的な清掃が可能になる。調べたところ、8300Paは5㎏の重りを持ち上げられる吸引力だという。掃除機が目の前を通りすぎただけで床はピカピカ。8300Paの実力がすぐわかる。

ちょっと突起したところでも乗り上げてブラシ掃除

驚きの体験はこれだけでない。L10sUltraにはない、もう一つすごい機能は、世界初となる独自開発のモップエクステンド(MopExtend)とロボスイング(RoboSwing)技術だ。これまた開いた口がふさがらなかった。「スマート」をうたっていても、これまでのロボット掃除機では隙間や家の隅々への対応に限界があった。しかし、X30 Ultraはモップエクステンド技術を搭載したことで、壁際センサーが働いて掃除の死角をなくし、自動的にモップを壁際ギリギリまで伸ばして徹底的に清掃できる。実際にモップが自動で拡張し、冷蔵庫の下を拭いたところを見た瞬間、思わず「わあ〜」と驚嘆の声がこぼれた。

モップエクステンド技術で冷蔵庫の下まで拭き掃除

ここまで強力な吸引力、精度の高いナビゲーションどAIによる障害回避、さらにはモップの自動拡張で、より短時間でよりキレイに部屋を掃除できたX30 Ultra。掃除が終わったあとに汚水タンクの水を捨てる以外、なにも手間のかからないX30 Ultra。大満足という以外に言葉が出なかった。

最後にまとめてみると、L10sUltraが小学生だとすれば、X30 Ultraは力強く成長した中学生に例えられるかもしれない。なんだか、親が子どもの成長を喜ぶような気持ちになった。

ちなみに、X30 Ultraは日本ではまずクラウドファンディングサイトで予約販売するそうだ。一般発売の価格より少し安くなるだろうから、興味のある方はぜひDreameをフォローしてみてください。

(文:WANG、編集・田村広子)

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