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中国の音声配信プラットフォーム最大手「喜馬拉雅(Ximalaya、シマラヤ)」が4月12日、香港証券取引所に再び上場目論見書を提出した。米ゴールドマン・サックス、米モルガン・スタンレー、中国国際金融(CICC)の3社が共同スポンサーとなっている。
シマラヤは2012年に上海で設立。これまで複数回にわたり上場を試みたが、いずれも失敗に終わっていた。21年5月1日には、米ナスダックに新規株式公開(IPO)を申請したが、同年9月には棚上げを発表。同月中に香港取引所に目論見書を提出した。22年3月に目論見書を更新して再提出したが、これはすでに失効している。
同社は、中国IT大手のテンセント(騰訊控股)、バイドゥ(百度)、シャオミ(小米集団)のほか、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどから戦略的出資を受けている。また、米ジェネラル・アトランティックやゴールドマン・サックスなども主な出資者として名を連ねている。
目論見書によると、21〜23年の売上高は、それぞれ58億6000万元(約1230億円)、60億6000万元(約1270億円)、61億6000万元(約1290億円)と着実に伸びている。23年10〜12月期は5四半期連続の黒字を達成し、23年通年の調整後純利益は2億2400万元(約47億円)となった。
23年の平均月間アクティブユーザー数(MAU)は3億300万人で、うちモバイルデバイス経由の平均MAUは1億3300万人だった。中国の調査会社「灼識咨詢(CIC)」によると、シマラヤは23年のモバイル経由の利用時間と売上高で、中国最大の音声配信プラットフォームとなっている。
*2024年4月17日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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