中国の自動運転技術「MINIEYE」、ついに香港上場へ 17回の資金調達で評価額が1200億円に

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自動運転ソリューションを提供する中国テック企業「佑駕創新(MINIEYE)」が、香港証券取引所に上場を申請した。同社は2014年に設立され、これまで17回の資金調達を実施し、計14億4800万元(約320億円)を調達。直近の資金調達後の評価額は53億4800万元(約1200億円)に達した。

MINIEYEは、自動運転システム、スマートコックピットシステム、路車協調システムの3事業を展開している。設立から10年間で、同社の自動運転ソリューションは量産車188車種余りに搭載され、販売数は78万セットを超えている。

現在は、レベル0(運転自動化なし)からレベル2(部分運転自動化)の自動運転ソリューションを提供するほか、工業団地や港湾、空港など特定のエリア向けにレベル4(高度運転自動化)の自動運転ソリューションを開発中で、24年末の引き渡しを予定している。

同社の売上高は21年から23年にかけて着実に拡大し、年平均成長率64.9%を実現。23年の売上高は4億7600万元(約100億円)、粗利益は前年比102.6%増の6800万元(約15億円)、粗利益率は14.3%に上った。一方で、研究開発への投資がかさんでおり、黒字化にはまだ遠い状況ではあるが、23年の純損失は2億700万元(約46億円)と前年比で6.8%減少した。

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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