中国AIユニコーン「Moonshot AI」、米市場参入か テンセント出資で評価額30億ドルの大台へ

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中国の人工知能(AI)スタートアップ「月之暗面(Moonshot AI)」が、米国市場参入の準備を進めている模様だ。同社は現在、キャラクターを選んで対話できるAIチャットアプリ「Ohai」とミュージックビデオに特化したAI動画生成ツール「Noisee」の開発を進めており、これら2つのプロダクトを米国市場向けにリリースする計画だという。米The Informationが報じた。

この報道を受け、Moonshot AIの担当者は「現在のところ、海外向けのプロダクトをリリースする予定はない」とコメントした。関係者によると、OhaiとNoiseeは同社が実験的に開発したプロダクトにすぎないという。

Moonshot AIは2023年3月に設立されたAI企業で、同年10月に発表したAIアシスタント「Kimi」で一躍注目を集め、ユニコーン企業に成長した。24年2月には、アリババグループなどから10億ドル(約1600億円)を調達し、評価額を約15億ドル(約2400億円)としている。そして現在、同社はテンセントが主導する新たな資金調達を進めており、調達後の評価額は30億ドル(約4800億円)に達する見通しだという。

中国話題のLLM開発「Moonshot AI」、アリババなどから10億ドルを調達 設立わずか1年でトップクラスへ

*1ドル=約160円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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