中国ショート動画「快手」、24年7〜9月期は24.4%増益。動画生成AI「KLING AI」も好調

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

中国ショート動画「快手」、24年7〜9月期は24.4%増益。動画生成AI「KLING AI」も好調

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国のショート動画アプリ大手「快手科技(Kuaishou Technology)」が2024年7~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比11.4%増の311億3000万元(約6500億円)で、売上高に占める割合はオンラインマーケティングサービスが56.6%、ライブ配信が30.0%、電子商取引(EC)などその他サービスが13.4%だった。

調整後純利益は24.4%増の39億元(約820億円)で、営業損益は国内事業が35億元(約740億円)の黒字、ブラジルを中心とする海外事業は1億5000万元(約32億円)の赤字だった。ショート動画アプリ「快手(Kuaishou)」のDAU(1日当たりのアクティブユーザー数)は初めて4億人の大台を突破して過去最高を記録、MAU(1カ月当たりのアクティブユーザー数)も7億1400万人に達した。

中国ショート動画大手「快手」、ブラジルでECサービス「Kwai Shop」を本格始動

快手科技は2024年の投資の重点を人工知能(AI)に置いた。6月に公開した動画生成AI「可霊AI(KLING AI)」のユーザー数はすでに500万人を超え、これまでに5100万本の動画と1億5000万枚の画像が生成されている。調査会社Similarwebによると、KLING AIの国際版の10月のアクセス数は1340万回に達した。同社の程一笑・最高経営責任者(CEO)によると、KLING AIの単月売上高は1000万元(約2億円)以上だという。

話題の動画生成AI「Kling」にアプリ版が登場。動画の続きを最長3分間生成

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録