中国の物流ロボット「Geek+」、香港IPOを始動。 倉庫向けAMRで世界シェア1位、トヨタやアスクルも導入

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

中国の物流ロボット「Geek+」、香港IPOを始動。 倉庫向けAMRで世界シェア1位、トヨタやアスクルも導入

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国の物流ロボット大手「北京極智嘉科技(Geek+、ギークプラス)」が2024年12月16日、香港証券取引所メインボードへの上場を申請した。目論見書によると、新規株式公開(IPO)で調達した資金は、製品の開発と改良、販売・サービス網の拡大、サプライチェーン拡充、データセキュリティ・サイバーセキュリティなどに充てる方針だという。

2015年に設立されたギークプラスは、倉庫や工業生産の現場向けに自律走行搬送ロボット(AMR)を提供してきた。現在は搬送ロボットや仕分けロボット、自動フォークリフトのほか、工場や倉庫の自動化ソリューションを手がけ、電子商取引(EC)や物流、医薬、自動車、電子機器など幅広い業界で活用されている。

調査会社の灼識諮詢(CIC)によると、ギークプラス倉庫向けAMRソリューションの売上高と顧客数は、2023年時点で5年連続の世界トップとなっている。しかも、23年は中国本土以外の売上高が全体の7割以上を占めた。同社は24年6月末までに、約40カ国・地域の770社に計4万6000台のAMRを納入。日本でもトヨタやアスクルなどの大手企業に導入され、国内最大手の地位を確立している。

AI物流ロボットで日本トップシェアを握る中国「Geek+」、経営者が語る今後の展望

ギークプラスの2021~23年と24年1~6月の売上高は、それぞれ7億9000万元(約170億円)、14億5200万元(約300億円)、21億4300万元(約450億円)、7億8200万元。同期間の赤字額はそれぞれ10億5000万元(約220億円)、15億6700万元(約330億円)、11億2700万元(約240億円)、5億5000万元(約120億円)だった。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録