拼多多、流通取引総額が京東を超え、アリババとの全面戦争へ

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最近、ソーシャルECの「拼多多(Pinduoduo)」が強気の姿勢を見せている。

世界インターネット大会で、拼多多の共同創業者である達達氏がアリババを批判したことは記憶に新しいが、余韻が冷めないうちに、創業者の黄峥氏が新たな爆弾を投下した。

一部報道によると、10月10日に行われた拼多多4周年大会において、黄峥氏は社内向けに、決済された同社のGMV(流通取引総額)がEC大手の京東(JD.com)を超えたと発表した。拼多多はすでに京東を上回り、中国第2位のECプラットフォームになったということになる。

2018年上場前に行われた全社集会で、黄峥氏は3年以内にGMVで京東超えを目指すと話したが、予想より2年も早く達成された。

設立からわずか4年の拼多多は、先行する各社が色褪せるほどの成長速度を記録した。今年第2四半期、拼多多の売上高は72.90億元(約1100億円)と、対前年比で169.10%伸びた。6月30日までの12カ月間で、拼多多のプラットフォームのGMVは7091億元(約10兆6000億円)に上り、対前年比で170.55%伸びた。

直近2カ月の間に、拼多多の株価は一時最高額を更新する1株36.89ドル(約4000円)を記録し、時価総額は400億ドル(約4兆3000億円)を超えた。中国の上場インターネット企業のなかで第5位になり、バイドゥ(百度)を上回ったほどだ。

SNSアプリWechat(微信)からのトラフィック、共同購入方式など低コストでの顧客獲得や、低価格商品の販売を徹底的に追求してきた拼多多は、目下積極的にスタイルチェンジを図ろうとしており、多くの分野で先行するECプラットフォームと正面対決している。

直近の1年間、拼多多はブランドイメージの向上に取り組み、大都市での販売を強化し、さらに各ブランドと協力し百億元(約数千億円)規模の補助金キャンペーンを展開した。一方で、アリババや京東からの強力な反撃にも遭っている。

浙江省の烏鎮で開かれた世界インターネット大会で、達達氏はアリババPR委員会主席の王帥氏が「二者択一(アリババに出店する業者に対し、ほかのECプラットフォームへの出店を禁じること)は市場競争では一般的なことだ」と話したことに対し、痛烈に批判した。達達氏は「出店者への報酬やポイントを上げるのは一般的だが、微博でほかのECプラットフォームを批判させるような行動は容認できない」と話した。

達達氏によれば、昨年10月以降、拼多多に出店する約1000のブランドのフラグシップショップが「二者択一」の影響を受け、拼多多も出店者も損失を被っているという。

GMVが京東を超えたことで、拼多多は「二者択一」以外にも、アリババからのより強い圧力に晒される可能性がある。

拼多多はすでに戦いに勝利するための準備を整えている。黄峥氏によると、今後1年間、拼多多は組織構造の改善や戦略に集中し、より消費者に認知してもらうことを目指すという。また、同社は2019年2月に10億ドル(約1100億円)増資し、9月には転換社債でさらに10億ドル(約1100億円)の資金を調達し、「持久戦」に備えている。
(翻訳:小六)

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