中国ロボット産業、政策と市場の「両輪駆動」で規模拡大進む

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中国の地方各地でロボット産業の発展に関する政策が相次いで打ち出され、ロボットの応用が加速している。浙江省杭州市はこのほど、「杭州市人型ロボット産業発展計画(2024~29年)」を発表した。重慶市、江蘇省南京市、四川省天府新区などもロボット産業の発展促進に関する政策を発表し、それぞれの地域の産業発展の現状と優位性を踏まえ、ロボット産業のさらなる発展を推進している。

中国の市場調査会社、賽迪顧問(CCIDコンサルティング)の先進製造業研究センターの高超副総経理は、第15次5カ年規画(十五五、2026~30年)期間中、中国ロボット産業の規模が4千億元(1元=約22円)前後にまで拡大するとの見通しを示した。中でも産業用ロボットの普及率は大きく向上し、30年には市場規模が1052億6千万元に上ると予測した。

高氏によると、中国ロボット産業の企業数は23年時点で8万社近くに上り、うち上場会社は100社以上、ハイテク企業は4千社を超える。今後の展望としては、ロボット技術と人工知能(AI)、新素材、新型センサーなど最先端技術の融合が一層進むとみられる。【新華社北京】

世界で台頭する中国の人型ロボット、大量生産で身近になる未来

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