中国コールドチェーン物流市場、規模拡大続く 政策が追い風

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中国物流購買連合会がこのほど発表した2024年のコールドチェーン物流データによると、消費需要が持続的に喚起される中、コールドチェーン物流市場の規模は拡大を続け、24年のコールドチェーン物流の需要総量は前年比4.3%増の3億6500万トン、売上高は3.7%増の5361億元(1元=約21円)となった。

同連合会コールドチェーン物流専門委員会の秦玉鳴秘書長によると、生鮮品需要の多様化と即時消費の需要増加が生鮮品コールドチェーン物流の発展をけん引している。同時に、消費者が食品の安全性を一層重視するになったことで、飲食配送の大規模化が急成長の段階を迎えている。

中国の24年の飲食業収入は5.3%増の5兆5718億元だった。一部の生鮮品販売プラットフォームは国内の供給を豊富にするため、東南アジアや南米に青果栽培拠点を設立している。

コールドチェーン物流はグリーン(環境配慮型)化、省エネ化の傾向が鮮明になった。同連合会のデータによると、24年の新エネルギー冷蔵車の販売台数は4.5倍の2万1368台と爆発的に増加し、冷蔵車の販売台数全体に占める割合も33.9%と25.2ポイント上昇した。

政策が追い風となり、新エネ冷蔵車技術の進歩は加速する見通しで、インフラ建設の持続的な推進に伴い、産業の発展も加速するとみられる。【新華社北京】

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