中国CATL、UAEの再生可能エネルギー事業に蓄電システム供給へ 世界最大規模

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アラブ首長国連邦(UAE)の再生可能エネルギー大手マスダールはこのほど、同国で進める再生可能エネルギーの24時間供給プロジェクト「RTC(Round The Clock)」初の蓄電システムサプライヤーとして、中国の寧徳時代(CATL)を選定したと発表した。

UAEのRTCは、現在のところ世界最大の太陽光・蓄電池併設型プロジェクトで、総容量19ギガワット時(GWh)の蓄電設備と出力5.2ギガワット(GW)の太陽光発電設備からなり、総投資額は60億ドル(約9300億円)を上回る。竣工後は世界初の全天候型大規模発電所として24時間稼働し、1日あたり1GWのクリーン発電を実現する。

CATLは独自の蓄電システム「天恒(Tianheng)」をマスダールに提供する。天恒のオリジナル版も高い安全性と長寿命などを特長としているが、現地の過酷な気象条件・環境に適応できるよう、安全性と蓄電容量をさらに高めた。また、最新の統合型液冷ソリューションによって、システムの安全性・信頼性やシステム調整の利便性を高めた。

「第二の柱」作りで焦る中国CATL、太陽光発電産業への参入急ぐ

*1ドル=約155円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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