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韓国の調査会社SNEリサーチによると、2024年の世界車載電池搭載量は前年比26.8%増の894.4ギガワット時(GWh)となった。中国の寧徳時代(CATL)が8年連続の1位に輝いた。
CATLの搭載量は31.7%増の339.3GWh、市場シェアは前年の36.6%から37.9%に拡大し、圧倒的な存在感を示している。同社の顧客基盤は幅広く、中国の電気自動車(EV)ブランドの「極氪(ZEEKR)」「問界(AITO)」「理想汽車(Li Auto)」に加え、テスラ、BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンなどのグローバル自動車大手も含まれている。
CATLは主要自動車メーカーとの協力関係を強化する一方で、LFP(リン酸鉄リチウム)電池や革新的な超急速充電技術を投入することで、さらなる競争力の向上を図っている。
2位は中国の比亜迪(BYD)で、搭載量は37.5%増の153.7GWh、市場シェアは17.2%。3位は韓国のLGエナジーソリューションで、搭載量は96.3GWh、市場シェアは10.8%だった。以下、4位に中創新航科技(CALB)、5位にSKオン、6位にパナソニック、7位にサムスンSDI、8位に国軒高科(Gotion High-tech )、9位に億緯鋰能(EVEエナジー)、10位に欣旺達電子(Sunwoda、サンオーダ)が入った。
上位10社に入った中国企業6社の市場シェアの合計は、前年比3.7ポイント増の67.1%となった。一方、日本と韓国の企業の市場シェアの合計は3.3ポイント減少した。
(36Kr Japan編集部)
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