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TOPPANホールディングスは3月4日、数字王国集団(Digital Domain Holdings)傘下のDigital Domain Content(本社:香港、以下Digital Domain)とバーチャルヒューマン分野で協業すると発表した。
TOPPANホールディングスは高精度の顔計測装置「ライトステージ」で取得したデータをもとにしたバーチャルヒューマンの品質評価やビジネスモデル開発し、オリジナルのバーチャルヒューマンキャラクターを提供する。Digital Domainは、実測データを活用した実在の人物そっくりのバーチャルヒューマンを制作し、自社が開発したリアルタイム制御システム「Momentum Cloud」上で運用する。これにより、バーチャルヒューマンのクラウドソリューション化を推進していく。
ここ数年、3DCGや人工知能(AI)技術の進化に伴い、バーチャルヒューマンに関連する技術が急速に進化している。高精細のバーチャルヒューマンは、エンターテイメントやマーケティングの分野だけでなく、企業広告や各種動画コンテンツ、受付や施設案内などでの活用も広がりつつある。
TOPPANホールディングスは2020年以降、ライトステージでの計測データを元に制作した高品質のバーチャルヒューマンを各種サービスのユーザーインターフェースに導入してきた。一方、Digital Domainはバーチャルヒューマンやビジュアライゼーションの分野で30年以上の経験があり、クラウド型のバーチャルヒューマンソリューションの開発に注力している。
今回の協業で、両社はバーチャルヒューマンの制作フローを最適化し、ラインアップの拡充を図る。また、Momentum Cloudを通じてグローバル市場への展開を加速する方針だという。
(36Kr Japan編集部)
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