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車載電池世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が3月14日発表した2024年の通期決算は、売上高が前年比9.7%減の3620億元(約7兆6000億円)だった。電池業界の価格競争のあおりを受け、業績開示を始めた14年以来初めて年間売上高が減少した。一方、技術開発力と製品競争力の強化が奏功し、純利益は前年比15%増の507億元(約1兆1000億円)となった。
リチウムイオン電池の販売容量は21.79%増の475ギガワット時(GWh)だった。うち車載電池は18.85%増の381GWhで、世界シェアは37.9%と8年連続の首位を維持した。蓄電池も34.32%増の93GWhと4年連続の世界首位に輝いた。
CATLはこのほど、香港取引所での新規株式公開(IPO)が承認された。深圳取引所との重複上場となる。香港上場では少なくとも50億ドル(約7500億円)を調達するとみられ、すでに上場している中国家電大手の美的集団(Midea Group)や中国宅配大手の順豊控股(SFホールディング)に続き、時価総額1000億元(約2兆1000億円)を超える巨大企業となる見込みだ。
*1元=約21円 1ドル=約150円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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