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カナダのスポーツウェア大手「ルルレモン・アスレティカ(lululemon athletica)」がこのほど、2025年1月期通期の決算を発表した。売上高は前の期比10%増の106億ドル(約1兆6000億円)、純利益は17.1%増の18億1500万ドル(約2700億円)だった。
売上高は初めて100億ドル(約1兆5000億円)を突破したが、日増しに激化する競争のため伸び率は鈍化した。とくに本拠地の北米市場でその傾向が顕著となった。カルビン・マクドナルド最高経営責任者(CEO)は決算報告の電話会議で、インフレと景気に対する懸念の高まりにより消費者の支出が減少し、米国ではルルレモンや同業他社の来店客数が軒並み減少したと説明した。
中国はルルレモンにとって重要な成長エンジンとなっている。中国本土事業の売上高は41%増と他の市場よりも高い伸びを示した。 米モルガン・スタンレーのデータによると、ルルレモンは2024年、中国スポーツウェア市場で第3位の海外ブランドとなった。25年1月末時点の中国本土の店舗数は151店舗となり、世界の店舗数の約2割に達した。
*1ドル=約150円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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