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大阪・関西万博が13日に開幕し、「自然と共に生きるコミュニティーの構築-グリーン発展の未来社会」をテーマにした中国パビリオンも正式に開館した。敷地面積は3500平方メートルに及び、最大の国別パビリオンの一つとなる。万博は10月13日まで開催される。
同日行われた中国パビリオンの開館式では、中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長が「中国政府は日本の万博開催を積極的に支持し、自国の参加を重要視してきた」とあいさつ。中国パビリオンの素晴らしい展示と多様なイベントを通じ、活気と自信に満ちた開放的な中国の姿を世界に示し、大阪万博に忘れがたい中国の足跡を残したいと述べた。さらに平等で秩序ある世界の多極化と、普遍的で包摂的な経済のグローバル化を積極的に促したいと語った。
大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会の十倉雅和会長(経団連会長)は、日中関係は日本にとって特に重要な2国間関係の一つだとし、各国の有識者が万博を起点にイノベーション協力を推進し、活力ある未来社会を共に構築することに期待を示した。
吉村洋文大阪府知事は、万博を通じて日中両国の地方交流と協力をさらに深めたいと述べた。
開館式にはさらに、博覧会国際事務局(BIE)のベルジェ会長や中国の呉江浩駐日大使のほか、中日両国の経済、文化など各界の関係者約300人が参加した。
中国パビリオンは「天人合一」「緑水青山」「生生不息」の三つの展示エリアを設置。中国の伝統に息づくエコフレンドリーな知恵を示し、グリーン(環境配慮型)発展の理念を表現するとともに、中国と外国の文明交流と学び合い、人々の心の通じ合いを促すことが展示の狙いとされる。月探査機の嫦娥5号と嫦娥6号が月面の表側と裏側から持ち帰った土壌サンプルをすぐ近くから見られるほか、深海有人潜水艇「蛟竜」号の体験シミュレーター、次世代人型ロボット、「二十四節気」をテーマとした大型マルチメディア映像、デジタル絵巻「耕織図」などが目玉となっている。 【新華社大阪】
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