中国発ロボット企業「Unitree」、約140億円調達 評価額2400億円突破、IPO巡る憶測も

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中国発ロボット企業「Unitree」、約140億円調達 評価額2400億円突破、IPO巡る憶測も

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中国のユニコーンロボット企業「宇樹科技(Unitree Robotics)」がこのほど、シリーズCで約7億元(約140億円)の資金調達を実施した。中国移動(チャイナモバイル)系のファンド、テンセント、アリババグループ、アント・グループ、バイトダンス系の錦秋基金(Jinqiu Capital)、吉利資本(Geely Capital)が共同で出資を主導し、多くの既存株主も追加出資した。資金調達後の評価額は120億元(約2400億円)を突破したという。

Unitreeは2016年の設立以来、計10回の資金調達を完了している。出資者には、生活関連サービス大手の美団(Meituan)傘下の美団龍珠、紅杉中国(Hongshan、旧セコイア・チャイナ)、中信証券(CITIC Securities)、シャオミ創業者の雷軍氏が設立した順為資本(Shunwei Capital)など多くの著名投資機関が含まれている。

同社は四足歩行ロボットや人型ロボットおよびその主要部品を打ち出しており、出荷量は世界でも上位に位置している。5月末に発売を予告した新型の人型ロボットは、26自由度(DoF)を備え、価格は数千ドル(数十万円)程度になるとみられる。

また、5月末には正式社名を「杭州宇樹科技有限公司」から「杭州宇樹科技股份有限公司」に変更し、香港で新規株式公開(IPO)する準備ではないかとの憶測を呼んでいる。

創業者の王興興氏は、人工知能(AI)とロボットは、かつての電力と蒸気エンジンのように生産力を変革する技術になると指摘する。Unitreeは現在、製品と技術の改良を加速し、ロボット産業の高度化をけん引すべく努めている。

中国Unitree、ルービックキューブを操る「ロボットハンド」発表 “逆駆動”も滑らかに

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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