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芝刈りロボットを開発する中国のスタートアップ企業「来牟科技(Lymow Technology)」がこのほど、プレシリーズAの追加ラウンドで数千万元(数億円)を調達した。同社は4月にも資金調達しており、プレシリーズAでの累計調達額は1億元(約20億円)程度になったとみられる。
Lymowは欧米市場向けの芝刈りロボットの開発・製造に注力している。創業者の高望書氏は、中国のロボット掃除機ブランド「雲鯨(NARWAL)」の共同創業者でもある。製品にはRTK(リアルタイムキネマティック)測位向け無線チップと、ステレオビジョンのAI補正アルゴリズムを統合したソリューションを採用し、比較的低いコストでLiDAR並みの性能を実現した。米国などの広大な庭での優位性は明らかだ。
2024年に発売した初代芝刈りロボット「Lymow One」は、米クラウドファンディング「Kickstarter」で700万ドル(約10億円)以上を調達し、芝刈り機部門1位となった。自社公式サイト開設後は20日間で240万ドル(約3億5000万円)を売り上げ、累計売上高は25年6月時点で1000万ドル(約15億円)に達している。
同社はすでに量産立ち上げ段階に入っており、1日あたり100台以上の良品を生産できるという。今後は中国のサプライチェーンを活用することで年産1万台を突破する見込みだが、地政学的リスクを回避するため、ベトナムなど海外にもサプライチェーンを展開している。
*1元=約20円、1ドル=約145円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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