BMW、中国自動運転「モメンタ」と提携 中国向けADASを共同開発へ

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業スタートアップ注目記事

BMW、中国自動運転「モメンタ」と提携 中国向けADASを共同開発へ

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

独BMWはこのほど、中国の自動運転新興「Momenta(モメンタ)」と提携し、中国向けに特化した先進運転支援システム(ADAS)を共同開発すると発表した。高度な人工知能(AI)モデルをベースに運転支援ソフトウエアを開発し、中国で生産する次世代モデルなどに搭載する方針だという。

新たに開発するのはポイント・ツー・ポイントの「NOA(ナビゲーション・オン・オートパイロット)」で、駐車場から出庫し、市街地道路から高速道路を経て元の市街地道路に戻り、入庫するまでをサポートできるようになる。

BMWが従来車種に搭載している運転支援システムは、アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、一部シーンでの速度自動調整機能などを備えているが、高速道路の出入口や信号交差点での走行には対応していない。

「中国の自動運転競争、2026年に決着」ーートヨタ出資のモメンタCEOが見据える「E2E技術」の未来

BMWはこれまで、運転支援システムは主にドイツで開発し、中国では機能の現地化のみを行ってきた。しかし、本社幹部陣が2024年末に中国を訪れ、中国ブランドの運転支援システムを体験した際、従来の体制では中国ブランドの発展速度に追いつけないことに気づいたという。

モメンタは2016年に設立され、量産型自動運転ソリューションや自動運転タクシー(ロボタクシー)の開発に取り組んでいる。現時点で世界の自動車メーカー10社以上と提携しており、すでに100車種以上にシステムが採用されている。

EV×中国化が決め手に 日本車・ドイツ車の巻き返し策を追う【上海モーターショー2025・前編】

同社はすでに独メルセデス・ベンツとも提携し、中国でADASを共同開発している。「上海モーターショー2025」の期間中には、米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のビュイックとキャデラックのほか、独アウディやトヨタの中国合弁、ホンダの中国法人などと戦略的パートナーシップを結んだと発表した。

中国EVメーカー、外資企業に技術を提供する時代に

 

(36Kr Japan編集部)

36Kr Japanで提供している記事以外に、スタートアップ企業や中国ビジネスのトレンドに関するニュース、レポート記事、企業データベースなど、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」を会員限定にお届けします。無料会員向けに公開している内容もあるので、ぜひご登録ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録