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独BMWはこのほど、中国の自動運転新興「Momenta(モメンタ)」と提携し、中国向けに特化した先進運転支援システム(ADAS)を共同開発すると発表した。高度な人工知能(AI)モデルをベースに運転支援ソフトウエアを開発し、中国で生産する次世代モデルなどに搭載する方針だという。
新たに開発するのはポイント・ツー・ポイントの「NOA(ナビゲーション・オン・オートパイロット)」で、駐車場から出庫し、市街地道路から高速道路を経て元の市街地道路に戻り、入庫するまでをサポートできるようになる。
BMWが従来車種に搭載している運転支援システムは、アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、一部シーンでの速度自動調整機能などを備えているが、高速道路の出入口や信号交差点での走行には対応していない。
BMWはこれまで、運転支援システムは主にドイツで開発し、中国では機能の現地化のみを行ってきた。しかし、本社幹部陣が2024年末に中国を訪れ、中国ブランドの運転支援システムを体験した際、従来の体制では中国ブランドの発展速度に追いつけないことに気づいたという。
モメンタは2016年に設立され、量産型自動運転ソリューションや自動運転タクシー(ロボタクシー)の開発に取り組んでいる。現時点で世界の自動車メーカー10社以上と提携しており、すでに100車種以上にシステムが採用されている。
同社はすでに独メルセデス・ベンツとも提携し、中国でADASを共同開発している。「上海モーターショー2025」の期間中には、米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のビュイックとキャデラックのほか、独アウディやトヨタの中国合弁、ホンダの中国法人などと戦略的パートナーシップを結んだと発表した。
(36Kr Japan編集部)
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