36Kr グローバルにサービスを提供する「36Kr Global」を発足

スタートアップやIT業界に特化した中国最大級メディアの「36Kr(36氪)」は2017年以来、東南アジア市場向けサイト「KrASIA」、日本市場向けサイト「36Kr Japan」、インド市場向け拠点「36Kr India」を順に開設してきた。

10月5日、スタートアップ・IT業界に特化した中国最大級メディアの「36Kr」は香港に「36Kr Global Holdings」を設立すると正式発表した。同サイトは今年5月、日本経済新聞社とグローバル事業提携を結んでおり、今回の新会社設立はこれに次ぐ重要な海外戦略の一環となる。

36Krはすでに東南アジア、日本、インドへ進出している。2017年、初の海外進出先としてシンガポールで「KrASIA」をローンチし、これまでに3000本を超える英文記事を配信してきた。中国企業関連のニュースは東南アジアのみならず、米国など英語圏の読者に幅広く読まれており、訪問数は累計1000万に上る。

2018年には日本でも事業を開始。日中間で企業が抱える情報不足を解決し、日中協業プロジェクトの橋渡しを行っている。また、「36Kr Japan」は中国新経済に特化した情報媒体として最注目の存在となっている。5月には日本経済新聞社とグローバル事業提携を結び、テクノロジー分野での交流およびイノベーションを共同で推進し、中国企業の海外進出を支援していく。

今年4月には印バンガロールに拠点を置き、「36Kr India」を正式に開設した。インドは現在、中国企業が進出先として最も注目する市場で、多くの企業が事業提携や出資の形式で現地企業との結びつきを強めている。こうした趨勢において、36Krはニュース媒体として中印両国の交流や市場開拓に貢献していく。

36Kr Global Holdingは中国、東南アジア、インドおよび日本4地域のリソースを束ね、企業間の提携、交流、投資をクロスボーダーで展開するプラットフォームを形成する。36Kr Globalのメンバーはアジアで10以上の国・地域に駐在し、支援を必要とする多くの起業家にサービスとリソースを提供していく。

アジアのスタートアップ市場に根付くと同時に、グローバル規模での拡大も視野に入れている。将来的には世界各国にまたがるネットワークとプラットフォームを築いていく方針だ。

36Krの馮大剛総裁は、「36Kr Globalの設立は、日本経済新聞社との提携樹立に次ぐ重要な一歩だ。2017年にスタートした36Krの海外戦略はすでにアジアの中核地域である東南アジア、インド、日本に波及している。海外事業をホールディングス化することで、グローバル市場全体にコンテンツを届け、ブランドとしての影響力拡大に向けてより一層まい進していく。また、グローバル市場における中国企業の影響力を高め、中国発のイノベーションを世界規模の価値にまで高めていくミッションの実現に向けて努力していく」と述べている。